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巨人に3タテ食らい、今季最長の6連敗

悪夢の6連敗だ。この時期に来て、今季最長の連敗を喫するとは…。しかも、甲子園で巨人に3タテを食らうのは15年ぶり。一体、どうしてしまったのか。

よーいドン!でいきなり劣勢に立たされた。初回、先発・能見が3四死球と連打でまさかの4失点。投手陣全体として、立ち上がりの失点を防ぐことが課題だったが、初戦のメッセンジャーも能見も、その課題をクリアできなかった。

「初回は慎重に行った。でも、4点はちょっと重い…」と能見。たしかに、今の阪神打線に4点は重い。きのう同様、マートンを一番に置く新打線も、なかなか機能しなかった。さらに、6回に登板した金田が、振り逃げや不運な内野安打も絡んで致命的な2点を失い、万事休す。この時点で席を立つファンもいた。

意地を見せたのは7回。先頭の梅野がヒットで出塁すると、きょう一軍に戻ってきた代打・西岡が、右翼フェンス直撃の二塁打でチャンス拡大。マートンの死球を挟み、上本の適時打で2点を返した。

まだノーアウト。打順はクリーンアップ。一気に巨人先発・澤村をつかまえたかったが、鳥谷は左飛、ゴメスと新井は空振り三振に倒れて、それ以上の反撃はならなかった。

「この3タテも、6連敗も、カード負け越すのもすべて私の責任です」

 試合後、和田監督はそう言った。誰の責任かはシーズン終了後に考えるとして、まずは明日からの広島戦で負の流れを止めなければいけない。