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前日の悪夢の裏返し!?ゴメスが決勝2ラン

まるで前日見た悪夢の裏返しだった。

雨の為30分遅れて試合開始となったDeNA・山口の立ち上がり。阪神は初回二死3塁から4番 ゴメスが甘いスライダーを逃さず左前ヘ適時安打を放ち、先取点を上げる。

「打てるボールをしっかりととらえられたね。昨日はランナーを置いた場面で打てなかったけれども、今日は一打席目からいい結果を出せてよかったよ」と、マウロ・ゴメス内野手は笑顔を見せる。

阪神先発・能見は初回一死2塁のピンチを逃れたものの、2回裏 先頭5番 筒香に右中間へ19号ソロ本塁打を許し、同点とされる。

追いつかれた阪神は、直後の3回表 2安打1四球の一死満塁からマートンの二ゴロが併殺崩れとなる間に再び1点を勝ち越した。4回にも鶴岡の打球をDeNAライト梶谷が照明に入れて見失う幸運な三塁打で一死3塁としたが、後続が倒れる。

5回表 阪神は、無死1塁から鳥谷の左中間安打をDeNAセンター・桑原が後逸する間に四球の大和が長駆生還して1点。更に二死3塁となり、DeNA・黒羽根の捕逸でもう1点をもらった。バッテリーミスはともかく、雨が降ってスリッピーな環境が野手の失態を誘発する要因の一つと考えられる。味方に足を引っ張られた山口は5回(107球)5安打2三振5四球の4失点(自責3)で降板した。

能見は、6回裏 代打・柳田への四球と桑原・右二塁打でピンチを招き、4番 ブランコに中前適時安打を許して2点を失った。この後二死1・2塁でリリーフ安藤と交代している。能見篤史投手は5回2/3(87球)を投げて 8安打6三振1四球3失点。

1点差に迫られた阪神は7回表 二死満塁の好機に代打・西岡のカードを切るが、左飛に倒れる。その裏 安藤が石川・柳田の安打で一死1・3塁とされてサウスポーの高宮にスイッチ。高宮は1番 梶谷を遊ゴロに打ち取るが、難しい打球に鳥谷は併殺ではなくバックホームを選択して、結果はセーフ(野選)となり、追いつかれた。だが、この後マウンドに上がった松田は、桑原・グリエルと力で遊飛に打ち取る投球を見せて、何とか同点で踏み留まった。

8回はDeNA・国吉、阪神・福原が抑えて、試合は同点で9回に・・・。DeNAの守護神・三上が登場した9回表 阪神は先頭3番 鳥谷がDeNA・ブランコのファースト・ミットを弾く2戦連続3安打目の内野安打で出塁すると、続くゴメスが外角スライダーを捉えてレフトスタンド上段へと運ぶ26号2点本塁打!。苦しい展開だったチームを救う一発で三たびリードを奪った。

最後は、前日逆転サヨナラアーチを浴びた呉 昇桓がピシャリと締めて、6対4で阪神が競り勝つ。決勝点の入り方は、一塁手のミスと直後の本塁打・・・あまりにも酷似した流れで、今度は阪神が笑った。

決勝アーチを含む3打点のゴメスは、逆転サヨナラを招いた痛恨の失策から一夜明けて、「新しい気持ちで臨んだ。本塁打は打った瞬間どうかな?と思ったけど、しっかりスイング出来たので・・・!」と、ヒーローインタビューで答えている。

「ゴメスが『ニューデー』『ニューデー』と言ってた通り、素晴らしい一発を打ってくれた。スンファンも(昨日の負けを)引きずってる投球じゃなかった。能見は今季 急に崩れるケースが多いかな? (7回 同点になった野手選択について)鳥谷は精一杯のプレーだった。同点の後 松田がよく抑えてくれた。(今後は必勝リレーに)松田も入って来る!」。和田 豊監督もチーム一丸の貴重な白星に手応え十分の様子だった。