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速攻暗転!今季初黒星

東都初戦。最高のスタートが、悔しい結末に変わった。

いきなり、虎が牙を剥く。神宮での本拠地開幕戦に先発した東京ヤクルトの左腕・成瀬に対して初回 鳥谷・上本の連打&2盗塁で無死2・3塁とした阪神は、真っ直ぐを捉えた3番 西岡の左越え1号3点本塁打で鮮やかに先制する。

「3連勝して乗り込んできた試合の初回だったし、打てば勢いに乗る場面だったので、やってやろう!という気持ちで打った」。西岡 剛内野手が、千葉ロッテ時代の同僚から右打席で放った気合いの一発に胸を張った。

阪神先発も、やはりベテラン左腕の能見。初回こそ3人で片づけるが、立ち上がりから球が上ずって徐々に苦しみ始める。2回裏先頭の4番 雄平にバックスクリーン直撃の特大アーチを浴びて1点を失った。


能見は、その後ピンチの連続。3回には一死後、山田・川端に連打を許すが、右肩違和感のミレッジに代わり3番に入った田中浩を二ゴロ併殺に打ち取り、4回裏は二死1・3塁とされるも、大引の良い当りがレフトの正面を突く幸運もあって何とか凌いだ。

しかし、5回二死1・3塁から雄平・畠山に連続適時二塁打を浴びて一気に3失点。ヤクルトに逆転を許してしまう。結局3点リードをフイにする5回(84球)7安打2三振3四球4失点。中西清起投手コーチは、「真っ直ぐは悪くないけどフォーク、スライダーかな?。高めが浮いてた。6回までは粘って欲しかった」と能見を評した。

「粘り強く投げ切れなかった」。・・・能見篤史投手は、「ボール(四球)が絡んでいるし、どうしてもネ。思ってるよりもフォークが全然落ちなかった」と話し、肩を落としている。

2回以降、成瀬から追加点を奪えなかった打線は7回表 鳥谷のヒットから一死1・2塁で4番ゴメスと言う絶好機を迎えるが、ここでヤクルト真中新監督は徳山から3番手・秋吉にスイッチ。気負ったゴメスが外寄りスライダーに引っかかって三ゴロ併殺に倒れ、チャンスを生かせない。続く8回の二死1・2回も代打・関本がフルカウントから秋吉の直球に空振り三振を喫する。

追い詰められた阪神は、9回表 ヤクルト大引の悪送球やゴメスの粘りで奪った四球で二死1・2塁と必死に追いすがる。しかし、5番マートンが守護神バーネットに打ち取られて試合が終わった。東京ヤクルトに4対3と逆転負けを食らって阪神は今季初黒星となった。成瀬は最悪の立ち上がりも粘りの投球で5回(100球)6安打3失点で移籍後初登板で見事勝利を飾っている。

「2回以降立ち直らせてしまった。次の1点やな。この球場は3点だとセーフティリードにならない」。開幕3連勝で止まった悔しい敗戦に和田 豊監督も無念のコメントを並べた。「能見は追い込んでからの勝負球が全部高かった。(5回二死3塁で雄平まで繋がった)田中浩の四球。アレが一番痛かったネ」。

それでも終盤何度も走者を出して抵抗した打線については、「開幕からずっとそういう姿勢を出してやれている。取れる時・取れない時はあるけど、最後まで貫きたい!」と語調を強めて話し、帰りのバスに乗り込んで行った。