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好調カープを止められず、初戦を落とす

藤浪の乱調と1つの送球エラーが序盤に試合を決めてしまった。

藤浪は初回に自己最速、さらに球団最速となる158キロをマークするなど、3者凡退に抑える最高の立ち上がりを見せた。2回も2本の長単打を許しながら、内野が前進守備を敷いた場面できっちり内野ゴロを打たせるなど、ゼロに抑えていた。

しかし3回、先頭の田中に三遊間を破られると、続く菊池のキャッチャーゴロを梅野が二塁へ悪送球。併殺のはずが一転、無死一、二塁のピンチとなる。その後、三番・丸、四番・新井を連続三振に打ち取ったまではよかったが、松山の適時打で先制を許すと、2者連続四球で押し出し。さらに二死満塁から會澤に走者一掃適時二塁打を打たれて、一挙5点を失った。

「1、2回は悪くなかったけど、梅野のミスで、勝てていないのもあって、力みが出たかな。左(打者)への逆球が多過ぎる。あれだけ多いとしんどい」と中西投手コーチ。きょうの藤浪は、左打者の内角に構えた梅野のミットとは逆に、真ん中から外へ行くボールが多かった。梅野もリードに苦心したに違いない。

ただ、和田監督は「梅野のスローで0点が5点になってしまった」と言い、リード面でも「(課題の左打者に打たれたのは)藤浪だけの問題じゃない。球はいいけど、一本調子でスピードに差がないから、真っすぐも変化球もひとまとめにして打たれている」と苦言。特に、3安打された松山への攻めについては、「真っすぐに強いバッターに、あれだけ真っすぐ、真っすぐと行ったら(打たれる)」と厳しかった。

救いは、藤浪本人が「調子自体は悪くなかった。真っすぐも走っていた。(スピード)ガンの数字もそうですし、自分の手応えも悪くなかった」と言っていた通り、ボール自体はよかったということか。松山に打たれた先制打も、「そんなに簡単に弾き返される球じゃなかった」と言う。それをとらえられたのは、「コースが甘いということ」。藤浪は最後に「次の登板までにしっかり修正したい」と前を向いた。

一方の打線は、序盤の大量失点が響いたのか、今季初登板だった広島先発・戸田の前に6回までわずか2安打。犠飛による1点と内野ゴロの間の1点しか奪えなかった。今後も対戦がありそうな投手だけに、対策をしっかり練りたい。