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打線復活!連敗ストップ

新垣攻略に成功した阪神が先発野手全員の12安打を放って打撃戦を制した。

スタメン復帰のマートンを4月21日以来5番で起用する阪神は初回 西岡の左二塁打から一死3塁とするが、鳥谷・ゴメスが返せない。2回にも先頭マートンが右二塁打を放ち、その後一死3塁となるも7番 伊藤隼の右飛で走者マートンは本塁憤死。捕手・西田に体当たりして両軍の睨み合いに発展するが、チャンスに上手く得点出来ない苛立ちを象徴する場面だ。

ようやく3回表 先頭8番 梅野がバックスクリーン右へ2号ソロ本塁打を放ち、阪神が先制。一死後、直球を強振した2番 上本の左二塁打でスタートを切っていた西岡が1塁から長駆生還。この回2点をあげる。

「打ったのはストレート。回の先頭だったので、塁に出ることだけを意識していた。それがいい結果になって良かった」と梅野隆太郎捕手。「追い込まれていたので、繋いでいこうと必死に食らいついていった」上本博紀内野手の引っ張りも見事だった。

前日の中止からスライド登板となった阪神先発・岩田は1・2回とも先頭打者に出塁を許し得点圏に走者を背負うか何とか凌ぐ立ち上がり。しかし、リードして迎えた3回裏二死から4番 畠山に高め速球を弾丸ライナーでレフトスタンドまで届く8号ソロ本塁打を浴びて、2対1となった。

6回表 二死 阪神は内野安打・盗塁・暴投で3塁まで進んだ鳥谷が、打者マートンの時 新垣のこのイニング2度目となる暴投により生還。この後 6番 福留の右越え4号2点本塁打が飛び出して、阪神が5対1と突き放した。「打ったのはスライダー。マートンが粘ってヒットで繋いでくれたし、相手のミスで貰った1点で終わることなく、いい形で得点出来て良かった」と福留孝介外野手は振り返っている。

中盤はテンポよく無失点で抑えていた岩田だったが、球数が100を超えた7回裏 山田・上田 1・2番の連打で一死1・3塁となり川端に中犠飛を打たれて1点を許し2番手・安藤に後を託した。しかし、安藤は畠山・右前安打のあと5番 雄平には左越え2点適時二塁打を浴びて、5対4と追い上げられてしまう。

阪神は直後の8回表 鳥谷の左中間二塁打から一死満塁の好機を迎え、ベンチは代打攻勢をかける。必死の防戦に務めるヤクルトはこの回 3番手・古野から久古を挟みロマンへリレー。これに対し関本が適時中前安打を放ち、更に狩野の中犠飛で2点をもぎ取った。

再び突き放した阪神だが、最後まですんなりとは行かない。9回裏 満を持して登板した呉 昇桓は先頭1番 山田に左越え5号ソロ本塁打を浴びて、更に一死1・2塁と一発逆転サヨナラのピンチを迎えるが、何とか雄平・荒木を打ち取り試合終了。7対5で阪神が逃げ切った。(ヤクルトは6連敗)

来日通算50セーブを記録した呉 昇桓投手だが、「(ピンチでマウンドに来た監督から)頑張れ!と言われた。出来るだけコーチをマウンドへ呼ばないようにしないと」とちょっぴり反省の弁だ。

先発・ 岩田 稔投手は6回2/3(116球)6安打3三振4四球3失点で今季3勝目。ヒーローインタビューでは、「あまりスライドの時は良い結果が出ていなかったので、今日は勝てて良かった。(内容としては)3者凡退が一度しかなかったので、しんどかった。(でも)粘らないと岩田 稔じゃないと思うので・・・」と答えている。

「岩田が粘ってくれて、こういう試合になった。(新垣を)前回 甲子園では打ち崩せていない。1・2回で主導権を握らないと。(マートンは)気持ちが入って集中出来ていた。調子が上がって来ると打線に繋がりが出てくる。孝介も調子イイしね。(終盤の代打攻勢で)点が取れたのが大きい。(だけど)ホンマ、この球場は分からんな!」。ヒヤヒヤの連敗脱出に和田 豊監督は、苦笑いだった。