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藤浪 意地の完投勝利!

若き右腕が甦った。

東京ヤクルト先発・成瀬に対する阪神は7番に大和、8番捕手は鶴岡を起用。いきなり西岡がレフトポール際へ初回先頭打者アーチとなる2号ソロを放つ。「打ったのはストレート。昨日連敗を止めて、今日の試合が大切になると思っていたので、何とか塁に出ようと思っていた延長がホームランになった。試合も始まったばかりなので、まだまだこれから」とこの日で通算1000試合出場となる西岡 剛内野手は気を引き締めた。

阪神先発は最近6試合勝ち星がない藤浪。2回裏 先頭4番 畠山にバックスクリーンへ連夜の9号ソロ本塁打を浴びて、たちまち同点となる。4回は二死から連打・死球で満塁と攻め込まれたが、8番 中村を中飛に打ち取る。この夜はストライク先行の安定した投球で、球速もMAX155km/hと申し分のない内容。鶴岡との息もピッタリ合って、リズムに乗って行く。

成瀬は良く腕も振れて緩急も上手く使って4回まで61球とテンポ良く来ていたが、5回表 先頭8番 鶴岡に内角直球をバックスクリーン右へ1号ソロ本塁打を許して、阪神に再びリードを奪われる。 「何とか藤浪を援護出来て良かった。あとはリードで藤浪を助けていけるようにしたい」。移籍後初アーチを鶴岡一成捕手が振り返った。

6回表 阪神はゴメス・マートン・福留の3連打で無死満塁として成瀬を引き摺り下ろす。2番手・秋吉に追い込まれた7番 大和だが、高めの難しい球を詰まりながらも右中間へ落とし2点適時安打を放って4対1と突き放した。「打ったのはストレート。藤浪も頑張っていたし、追加点が欲しい場面だったので、何とか打てて良かった」と大和(前田大和)外野手は貴重なタイムリーヒットに笑顔を見せている。

藤浪は緩急も使いながら最後まで投げ切り、今季初の完投勝利。4対1で阪神が連勝を飾り、最下位を脱出(広島と4位タイ)。ヤクルトは7連敗を喫し単独最下位となった。

113球を投げて、8安打9三振1四死球1失点。藤浪晋太郎投手は今季初登板だった3月29日(対中日・京セラドーム)以来ようやくマークした2勝目に「正直苦しかった」と忌憚のない感想を漏らした。「序盤力む・抜けるがあったが、5回以降バランスよく投げる事が出来た。調子自体は良く、ベースの幅を使い、ストライク先行で行けた。自分の中で途中(5回裏 成瀬の打席)からストレートの感覚が良くなった。7~8回位からは絶対一人で投げてやろうと思った。(援護点で)楽な投球をさせてもらった野手の方に感謝したい」。

完投勝利を導く好リードの鶴岡一成捕手は、「ブルペンではどうかな?と思っていた。ボクも久々なので探り探りだった。絶対に抑えるんだと言う意識が藤浪から出ていた。何とか勝たせてあげたかった」と振り返っている。

「藤浪は4回まではあまり良くなかったが、5回ごろから良くなった。(鶴岡の)内外角を使った良いリードで相当助けられた。(打線は)打てない時はボール球に手を出していた。低めを我慢出来るか?意識は出来てた。けど、続けないとね」。和田 豊監督も連勝に表情を緩めていた。