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一軍試合速報

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苦手左腕に三たび沈黙

またしても苦手攻略に失敗し、能見は1点に泣いた。

中日先発サウスポー大野用に大和を2番、上本6番、7番ライトには新井起用で臨んだ阪神。中日も阪神・能見に対して2番 荒木、6番 福田ら右打者を多く並べる。谷繁・藤井のベテラン捕手と組む両投手は無難に初回3者凡退で立ち上がった。

能見は2回裏 ルナの三塁線突破二塁打から一死3塁と最初のピンチを迎えるが、福田・エルナンデスを退けた。4回にもサード西岡の軽率なプレー(記録は荒木・二塁打)から二死3塁となって5番ナニータには変化球を打たれ適時右前安打。中日に先取点を与える。とは言え、この日の能見はリズムよく無四球で7回(95球)6安打6三振の1失点と見事な投球だった。

大野は速球主体のパワーピッチで危なげなく猛虎打線を黙らせた。ヒット性の打球も野手の正面を突くなど阪神にはツキがない。それでも8回表 先頭 上本が四球で歩くと前夜の如く和田監督は惜し気もなく代打をつぎ込む。新井に代わる俊介が初球で送りバントを決めて、藤井の代打・関本は死球で一死1・2塁。能見に代わる狩野の一振りに期待がかかるも、大野の気迫に遊ゴロ併殺に倒れた。

9回にも西岡・四球から二死1・2塁として最後の望みをマートンに託したが、左中間への打球はセンター大島がキャッチして試合終了。1対0で中日に敗れた。133球 2安打8三振の大野雄大投手は今季2度目の完封でハーラートップタイ5勝目をあげたが、「(最後はマートンの打球が)抜けた!と思った。(暫く)勝った気がしなかった」と胸を撫で下ろしている。

終盤あと一歩まで大野を追い詰めた阪神だが、 「8~9回と言うより前半が・・・真っ直ぐを捉えられない事には。(攻撃が)中途半端。同じ投手に3度もやられてしまってはなぁ~」と和田 豊監督は、4位逆戻りにすっかり嘆き節だ。

好投も報われず5敗目を喫した能見篤史投手だが、試合後は「負けは負けやから」と心の整理をつけた様子。ただ、捕れそうな打球をそらし2度『長打』にして失点を招いた西岡 剛内野手は「自分の責任と重く受け止めている」と話し、意気消沈していた。