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今季最多失点で3連敗

ルーキー左腕の自滅から阪神が今季最多15失点の大敗。3連敗を喫した。

オリックス先発・エース金子千尋投手に挑む阪神は、この日もマートンを外して1番 柴田、6番からは狩野・今成・鶴岡・荒木と並べるなど思い切ったオーダーを組んだ。金子は直球・変化球共に本来のキレがあり、非常に安定した立ち上がりを見せる。

阪神はルーキー左腕・横山がプロ3度目の先発。初回から良く腕が振れて真っ直ぐを主体にカーブで緩急をつける投球でオリックス打線に対する。

序盤は両チーム無得点と静かに滑り出した試合は、4回に大きく動く。4回表一死 5番 福留が真っ直ぐをライト5階席にぶち込む特大の8号ソロ本塁打で阪神が難攻不落の金子から先取点を奪った。「かなりイイ感触だった。金子選手は素晴らしい投手なので、先制出来た事はチームとして大きいし、自分としても良い投手から本塁打を打てたことは嬉しい」。ベテラン福留孝介外野手は、素直に先制アーチを喜んでいる。

だが、その裏 横山が突如乱れる。オリックス先頭 4番 中島に死球で出塁を許すとT-岡田のヒットと四球で無死満塁となり、7番 谷・8番 縞田に連続押し出し四球。あっさり逆転されたところでKOとなった。代わった鶴も伊藤・宮崎に連続適時長短打を浴びて、この回一挙6失点で大勢が決する。

3回1/3(62球)3安打2三振4四死球の自己最多5失点。 「中島選手に死球を当ててしまい、そこから崩れて修正が効かなくなってしまった。福留さんが本塁打を打ってくれたし、何とか このまま抑えて行きたかったが、大量失点に繋がるような投球になってしまい、悔しいし、チームに対して申し訳ない気持ちでいっぱい」。突然の乱調でプロ初勝利のチャンスをフイにしてしまった横山雄哉投手は、ガックリ肩を落とす。

「とにかくアウトを取る事を考えていたけど、ポンポン行かれてしまったので・・」。5回から登板した3番手・小嶋達也投手は更に火に油を注ぎ、2イニングで2本塁打を含む長短8安打を浴びて7失点。8回にも高宮が2点を取られて、阪神には今季チーム最多失点を更新する辛い試合となった。大量援護を得たオリックス・金子千は7回( 110球)まで投げて 5安打9三振 無四球 1失点で余裕の2勝目。15対1でオリックスが圧勝を飾っている。

「(横山は打順が)一回りして4回あたりに少しスピードが落ちたりする傾向がある。ストライクさえ入れば球自体は悪くないのに、抑えがきかなくなった。点を取った後の回をしっかり抑えられるようにならんと・・・。(大量失点については)どうしても、先発が早く降りた時の2番手が止まらないな!」。和田 豊監督の悩みは深い。打線に関しても「個々の状態が上がって来ないな。(4打席4三振のゴメスは)際どいところを取られ、常に追い込まれた状態で打席に立って、最後はボール球に(バットが)止まらない。今、悪循環やね」と頭を抱えている。

4回表には見逃し三振のコールで球審に詰め寄り、次打者の福留が慌てて止めに入る場面もあったマウロ・ゴメス内野手。「(4三振に)それも野球。金子は日本を代表する投手だと思うし、全ての球種・コントロールも良くて難しかった。だけど、もう過ぎた事なので切り替えて明日やりたい」と試合後はスッキリしていた。

不本意な結果に終わった横山雄哉投手だが、「(4回は)神経質になったとか、そういう感じじゃない。感覚自体が狂った感じがあって、どうする事も出来なかった。(それまでは)状態が良くて、腕も強く振れて良いボールが行ってたので、そこは勿体無い」と改めて振り返り、今後の糧にする事を誓っていた。