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打線ノリノリ6連勝で首位堅守

猛虎打線が止まらない。きょうも2ケタ10安打。しかも散発ではなく、ちゃんと得点につながっている。きのうこそ9安打に終わったものの、その前は5試合連続2ケタ安打を記録しており、開幕当初の沈黙がウソのように、面白いほど「H」のランプがともるようになった。

「クリーンアップが元気だと、点が入りますよ」

平田ヘッドコーチの言葉通り、福留が三番に入り、ゴメス、マートンという並びになってから、クリーンアップが打線をけん引している。

きょうも突破口を開いたのは福留の一発だった。4回一死から右翼へ12号アーチを放って先制すると、続くゴメスは右中間スタンドへ。きのうに続く2者連続ホームランで、流れを一気に引き寄せた。マートンも打って3連発…とはいかなかったが、左中間に二塁打を放つと、6回には無死一塁からチャンスを広げる右前打。3試合連続のマルチ安打に、「調子はいいですよ。グッド、グッド、グッド! ありがとう」と試合後は笑顔も見られた。

クリーンアップだけではない。21日のヤクルト戦で久古から背中に死球を受けた影響もあり、打順を七番に下げた鳥谷に代わって一番に入った上本が、きのうに続いて勝負強さを発揮。先発・藤浪が同点に追い付かれた直後の5回、一死二塁から中前に運んで決勝点をたたき出した。

6回には藤浪にもタイムリーが生まれるなど2点を追加し、8回は一死満塁から代打・新井良がダメ押し適時打。点差を4点に広げ、呉昇桓にセーブが付かなくなるのがもったいないような攻撃だった。

出番の限られている新井良だが、打席に入るときにはいつも大歓声に迎えられる。

「それは聞こえていますし、力になっています。結果という形で恩返しできるように、これからも頑張っていきたいです」

これは新井良だけでなく、いまや「代打の切り札」的な存在となった狩野も同じ気持ちだろう。きょうの狩野は6回一死満塁の場面で遊ゴロだったが、併殺を阻止して打点1を挙げた。春先に比べると、名前がコールされたときの声援は明らかに大きくなっている。

きょうの勝利で1引き分けを挟んで6連勝。甲子園では9連勝で、もちろん首位をがっちりキープだ。しかし、指揮官はあえて苦言を呈した。

「ここまでいい内容のゲームができていたけど、きょうに関しては思い通りにいかない攻撃もあったので、そのあたりをチェックしてやっていきたい」

送りバントを決められない場面が何度かあったことを指しているのだろう。勝って兜の緒を締めろ、だ。