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接戦落とし連勝止まる

終盤まで粘り強く戦う姿勢を見せた阪神だが、接戦に敗れ連勝がストップした。

阪神は2試合続けて鳥谷7番のオーダーで今季初対戦となる東京ヤクルト先発・小川に挑む。2回表にはゴメス・鳥谷 敬の長短打で二死2・3塁とするが、鶴岡は敬遠されて岩田が見逃し三振に倒れた。


阪神先発・岩田は初回 2番 荒木に左二塁打を許すが、後続を打ち取る。テンポ良く低めに集める投球で内野ゴロを量産して行く。3回裏には荒木の打球(投手強襲安打)が右足を直撃するが大事には至らず、序盤は無失点で滑り出した。

4回表 阪神は一死後マートン・今成の連打で1・2塁。7番 鳥谷が低め変化球を上手く捉えて右中間突破の先制2点適時二塁打とする。「打ったのはカットボール。ヒットが2人続いて自分に回ってきたので、そのいい流れを止めないようにと思っていた。走者を返せたし、自分の仕事ができてよかった」。鳥谷 敬内野手は先制打を振り返った。

リードを貰った岩田だが、その裏 4番 畠山にレフトスタンドへの19号ソロ本塁打を浴び、1点差に迫られる。5回表 阪神は二死から福留の中前安打とゴメス・四球で1・2塁とするが、マートンはカウント3-1から遊ゴロに打ち取られ無得点。ヤクルトは直後 先頭打者がヒットで出たが、8番 中村とのヒットエンドランは二ゴロ併殺でチャンスを広げる事が出来ない。

6回裏 岩田は畠山を打ち取りながら5番デニングに死球を与えるなどで二死満塁のピンチを招く。ここで6番 大引に外角球をライト線へ運ばれ逆転の2点適時二塁打を浴びて、悔しいノックアウトとなった。5回2/3(90球)を投げて7安打 1三振 2四死球 3失点 の岩田 稔投手は、「デニング選手へのデッドボールが痛かった。大引選手に打たれた球は高めに甘く入ってしまった。踏ん張りきれず、悔しい」と唇を噛んでいた。

優位に立ったヤクルトは好投・小川(6回 98球 7安打4三振2四死球 2失点)に勝ち星をつけるべく7回から継投に入る。だが、阪神は8回表 3番手オンドルセクを攻め、マートン内野安打と代走・荒木の盗塁で二死2塁。ここで鳥谷の一塁強襲安打でベースカバーに走ったオンドルセクが送球を弾く間に荒木が生還して3対3に追いついた。

同点で迎えた8回裏 阪神は福原を投入したが、 2安打1四球で一死満塁とされて6番 大引に中前適時安打を許し、再びリードを奪われる。それでもセンター大和の好返球で5点目は阻止した。

1点を追う阪神は9回表の攻撃に懸けたが、ヤクルトの守護神バーネットの前に3者凡退に倒れ、万事休す。4対3で東京ヤクルトに惜敗して、連勝が6で止まった。対ヤクルトの連勝も7でストップしている。

決勝点を許し3敗目を喫した福原 忍投手は、マウンドが合わなかったのでは?と問われ、「そんなの全然ない。詰まらせていたんだけど・・・」と話し、険しい表情で引き揚げた。「(福原は)責められないよ。これだけ投げてるんだし・・・」。中西清起投手コーチもベテラン右腕を庇う。

「まっ、そこだな。クリーンアップの前に一度も走者を出せなかった」。和田 豊監督は、敗因の一つに上本・大和の1・2番が沈黙した点を上げる。戦前、ビジターでの戦いがポイントとしていたが、「ビジター云々じゃないけど、次の1点を取れそうな流れでとらないと。取った次の回がポイントになるね」と振り返った。

敗れはしたが、前半 岩田を盛り立てた内野守備や引っくり返された後に踏ん張った高宮・松田らリリーフ陣の好投。8回表1点差で代走・荒木が盗塁で勝負を懸けるなど、劣勢になっても最後まで粘り強い姿勢を随所にみせた辺りにチーム状態の良さが窺える。

先制二塁打を含む4安打2打点と気を吐いた鳥谷 敬内野手だが、「(懸念される体調は)普通。試合に出ている以上は・・・。ずっと勝てる訳じゃない。引きずらず、明日勝てばイイ」と気持ちを切り替えていた。