FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。
延長戦の辛勝も、G戦前に大きな勝利
同一カード3連敗は免れた。最後は中日・福谷の制球難に助けられての勝利だったが、それでも勝ちは勝ち。明日から東京ドームに乗り込んでの巨人戦だけに、負けなくてよかったと、チームの誰もが思ったに違いない。
延長戦にもつれた要因は、序盤の拙攻にあった。初回、マートンの適時打で早々に先制したものの、2回の一死満塁、3回の二死満塁のチャンスに追加点を奪えず。和田監督が「もう1、2点取れた。あそこで取れなかったから苦しくなった」と振り返った場面だ。
5回にゴメスの12号ソロで1点を追加したが、直後の6回、秋山が同点に追い付かれる。その後はどちらかと言えば、中日の押せ押せムード。ただ、高宮、福原、呉昇桓、安藤のリリーフ陣が、それぞれ走者を出しながらも勝ち越しを許さなかったことが、サヨナラ勝ちにつながった。
9回から2イニングを投げ、10回には一死満塁のピンチを招きながら、何とかゼロにしのいだ呉昇桓は、「一番は点を取られないことに集中した。あしたからはもっと集中しないといけない」と反省の弁。11回を1安打無失点に抑え、勝利投手になった安藤は、「3連敗は避けたいところ。何とか取れてよかった。いい形で東京ドームに行ける」と、明日からの巨人戦を見据えた。
11回の攻撃は、先頭・上本が四球で出塁し、大和が犠打を決めて一死二塁。中日の5番手・福谷の暴投で三塁へ進み、2者連続四球で満塁となった後、マートンへの初球が内角高めに抜けると、捕手・桂がミットに当てながらも捕球できず、パスボールで上本がサヨナラのホームを踏んだ。
3安打を放ち、最後はパスボールを呼び込んだ?マートンは、「本当にいい勝利。神様のおかげだね。シーズンは長いからこれからだよ」と上機嫌で引き揚げ、お立ち台に上がった上本は「どんな形でも勝てばいい。いつもピッチャーに助けてもらっているので、これから助けられるように頑張りたい」と話した。
6回2失点の先発・秋山に勝ちを付けてあげられなかったのは残念だが、きょうは勝ったことが一番。首位・巨人とは0.5差。3連戦で追い越し、突き放したい。


















