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5度目の正直でポレダ撃ち
和田監督は「5度目の正直」と言った。巨人・ポレダを攻略したことについてだ。新加入の助っ人に対して、これまで4度対戦して4連敗。対戦防御率1.75に抑えられていた。しかし、きょうは初回につかまえた。それが大きかった。
一番・鳥谷が初球をとらえて出塁すると、二番・上本はきっちり犠打を決める。福留は遊ゴロに倒れたものの、ゴメスは四球を選び、マートンは死球で二死満塁。ここで打席に入った新井良が、初球のストレートを狙いすまして弾き返した。
「満塁でしたし、積極的に行こうと。(ポレダを苦手としていた?)結果はそうでしたけど、打席に集中してと思っていました」
巨人のセンター・立岡が一瞬、前に出たこともあり、「捕られるかな」という不安もよぎったが、打球はグングン伸びて、立岡の頭上を越えた。走者一掃の3点適時二塁打だ。
きのうも左腕・杉内に対してスタメン起用されたが、快音は聞かれなかった。第3打席は6回、2点を先制し、なおも二死二塁のチャンスで回ってきたが、2番手・笠原に投ゴロに抑えられた。3打数無安打。それでも翌日の試合に使ってくれた首脳陣の期待に応えたかった。
「毎日、頑張ろうという気持ちですけど、きょう、こういう形で使ってくださったので、よりそういう気持ちを強く持って臨みました」
今成がケガから復帰してからは、代打として控えることが多いが、スタメンと代打の違いはあえて考えないようにしている。「しっかり準備して、やるべきことをやるだけなので」。それは守備でも同じだ。3回二死一、二塁から、井端の三遊間への打球を横っ飛びで好捕。アウトにできたのは、準備ができていたからにほかならない。
「きょうに関しては、ずっと打てなかったピッチャーを、チームが1つになって攻略できたのは大きい。3連戦は接戦でしたけど、甲子園ではこういう戦いになると思うので、一戦一戦やっていきたいです」
和田監督はそう言って気を引き締めた。あす1日挟んで、金曜日から甲子園にDeNAを迎え撃つ。ヤクルトに3連敗したDeNAだが、阪神は6勝7敗と分が悪い。気の抜けない戦いが続く。