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投打の3人がお立ち台に上がる快勝

暑さを吹き飛ばす快勝だった。投げては中4日の先発・メッセンジャーが7回を5安打無失点。2番手・福原はストレートにいつものキレがなく、二死満塁で降板したが、代わった呉昇桓がロペスを二飛に打ち取り、9回も3人斬りでDeNA打線をシャットアウトした。

打ってはキャプテン・鳥谷が2回二死二、三塁から2点先制適時打を放ち、5回に江越が貴重な3点目をたたき出すタイムリー。2人はともに3安打猛打賞を記録した。

試合後、お立ち台にはメッセンジャー、鳥谷、江越の3人が上がったが、江越は今週だけで3度目のお立ち台。「ほかにいないから」ではなく、結果を出して文句なしの選出だ。

球場に集まったファンは、江越が22日の巨人戦と、24日のDeNA戦で2試合連続本塁打を放ったことを当然、知っている。だから、2回の第1打席で初球を豪快に空振りしたとき、大いに沸いた。空振りでスタンドを沸かせられる選手は、阪神に久しくいなかった。それこそが江越の魅力だろう。

その第1打席は無死一塁から三遊間を破るヒットでつなぎ、二死後、鳥谷の適時打で今成とともにホームにかえってきた。4回の第2打席は見逃し三振に倒れたものの、続く5回の第3打席は、二死一、二塁からDeNA先発・山口のスライダーにうまく合わせて左前へ。この3点目が大きかったと、和田監督は振り返った。

適時打を放つ直前には、ボール球を空振りしたが、「いったんリセットして、冷静に」打席に入り直し、「低めのボール球に手を出さないように、目付を高くして」臨んだ。

そして、先頭打者として迎えた8回の第4打席は、DeNAの4番手・エレラのストレートをとらえて右中間へはじき返した。きょう初めての長打となる二塁打だった。

「真っすぐが速いピッチャーだったので、初球から狙っていきました。またボール球を振ってしまったので、目付を高くして、浮いてきた真っすぐをしっかりとらえられたと思います」

この対応能力の高さも江越の特長だ。和田監督は試合後、「振ることで(タイミングを)覚えていく選手。とんでもないボールを振っても、それでタイミングを取りながら対応している」と評価した。

DeNAの中畑監督は駒大の大先輩だが、敵将も江越の活躍を称えていたという。

「大先輩にそう言ってもらえるのはうれしいですし、もっともっと活躍して、認めてもらえるようになりたいです」

ワクワクさせてくれる若虎の出現だ。