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拙攻祟って連勝ストップ

序盤の先制機をことごとく逃した阪神が、主導権を握れず勿体無い星を落とした。

立ち上がり、制球に苦しむ東京ヤクルト先発・館山から初回二死1・2塁、2回二死満塁であと一本が出ない阪神。3回表二死1・3塁も江越が三ゴロに倒れて、イライラは募るばかりだ。

阪神先発は中10日の岩田。調整の成果か?序盤は低めに集めて内野ゴロを打たせる投球で完璧に抑えていたが、4回裏 比屋根・川端の1・2番に連打を喰らい無死1・3塁となって 暴投であっさり先制されてしまう。山田の右前安打で再び1・3塁となり、4番 畠山・遊ゴロ併殺打の間に更に1点を許した。

阪神は5回表 2安打1四球の一死満塁から7番 江越の遊ゴロで漸く1点を返す。サード川端のグラブを弾く痛烈な打球だったが、ショート大引のカバーリングが素晴らしく、江越はヒットを一本損した形である。館山は再三走者を背負いながらも要所を締めて、5回(92球)6安打2三振5四死球1失点で勝利投手の権利を持って役目を終えている。

その裏 岩田は大引・中村のヒットなどで一死1・3塁となって館山の代打・田中浩は遊ゴロに打ち取るが、併殺崩れの間にヤクルトに追加点を許す。更に比屋根・右前安打の後、打者・川端の時 この夜2個目の暴投で手痛い4点目を失った。ついてない試合の流れとはいえ、3回までの素晴らしい投球からの急変ぶりは残念と言う他はない。

「(無安打投球だった3回までと4回以降の違いについては)4回、5回は向こうが狙っているボールと僕が投げるボールが一致してしまうことが多かったような気がする。勿論あのままゼロを並べることがベストだったし、相手に先に点を与えてしまった事がいけなかった」。岩田 稔投手は、5回(69球)6安打 無三振 無四球 4失点。適時打での失点は無く、暴投で2失点は返す返すも勿体なかった。

6回からはリリーフ勝負。ヤクルト2番手・松岡を代打・伊藤隼の中前安打などで一死1・3塁と攻めた阪神だが、福留は左飛。ゴメスも代わった秋吉の低め変化球に空振り三振に倒れる。ヤクルト3人目・秋吉は球にキレがあり、次の7回表も3者凡退に抑えた。阪神2番手・歳内も落ち着いた内容で強力ヤクルト打線を2イニング 1安打 無失点に抑えている。

8回表 阪神は一死後 代打・新井の左前安打と敵失で1・2塁。ヤクルト4人目・オンドルセクを苦しめるが、大和の代打・狩野は三ゴロ併殺に倒れる。その裏 阪神3人目・岩本が残した無死満塁から4番手・高宮が雄平・大引・三輪・中村と4連続適時長短打を浴びて大量失点。これで勝負は完全に決した。大勢に影響はしないものの、この後 阪神5人目・山本は二死満塁で山田に気迫の真っ向勝負を挑み、一邪飛に打ち取っている。

結局9対1と東京ヤクルトが大勝を飾る。阪神は拙攻が祟って連勝が6でストップした。試合後  和田 豊監督は4回表無死1塁で岩田がバント失敗(捕邪飛)に倒れた場面を訊かれて、「それが勝敗に直結したかどうか?分からないけど、(バント失敗を)投球に影響させてはいけない。今日に限らず、投手のバント失敗が多過ぎる」と話した。「走者がいない時はイイが、走者が出てからの制球が、オールスター以降 精度が落ちている」岩田の現状を憂慮。前半戦 ローテーションを支えた左腕の復調を願っていた。