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マエケン打てず連敗

拙攻でチャンスを生かせない阪神が、前夜に続き好投手攻略に失敗。連敗で長期ロードを終えた。

広島先発エース前田に対して6番から今成・伊藤隼・梅野と下位打線をガラリと入れ替えた猛虎打線。初回先頭・鳥谷がヒットで出塁するが、大和とのバスターエンドランが裏目に出て(空振り&盗塁失敗)得点に繋がらない。前田はスライダーのキレも良く、前回巨人戦・初回失点の反省もあって立ち上がりから丁寧かつ慎重な投球で各打者を抑えて行く。

初回3者凡退スタートの阪神先発・岩田だが、2回裏一死 5番エルドレッドに11号ソロ本塁打をレフトスタンドへと運ばれ、あっさり広島に先制を許した。それでも、その後は走者を背負っても凌ぎ、5回以降は3イニング連続で3者凡退に封じ込む。

リードされた阪神は、昨季前田に7打数5安打の伊藤隼が2安打を放つなど下位打線でチャンスを作るが、3回表ニ死2・3塁では1番鳥谷が凡退。5回一死1・2塁は岩田のバント失敗(併殺)で前夜同様なかなか実を結ばない。結局、球界のエースに8回(113球)まで4安打7三振3四死球 無失点と抑えられた。

8回表に代打を送られ代わった岩田も7回(120球)4安打6三振無四球 1失点と好投したが、2番手・安藤が8回裏二死から丸の四球から二死1・3塁とされ 代打・松山に中前適時安打を許して手痛い2点目を失う。

9回表は、守護神・中崎を攻めてゴメス・マートンの連打で一死1・2塁とチャンスを作るも、今成・伊藤隼が倒れ ジ・エンド。2対0と広島に完封され、マツダスタジアムで連敗を喫した。

「(前田は)なかなかヒットを打てる投手じゃない。エンドランやバント失敗もあったし(作戦を決めるのは)最低条件だ」。和田 豊監督が、細かい作戦失敗を嘆いた。関川浩一打撃コーチも、「スライダーは良かったけど、チャンスが少ない投手。(細かい事が出来なくて)走者を進められなかった」と振り返る。

エルドレッドの一発に泣いた岩田 稔投手は、「その前の球が良過ぎた。悔しい!(バント失敗については)マエケンが上手いのは知っていた。決めきれない自分が悪い。(それでも)自分の投球は出せたので、しっかり反省し、集中して次もやりたい」と前を向く。

これで夏の長期ロードが終了となって指揮官は、「もう一回反省して・・・明日から新たな気持ちで行きたいね。じゃあ!」と自らを奮い立たせるように話して、本拠地に帰っての戦いへと気持ちを切り替えていた。