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終盤粘るも10点差は…。連敗で8月終える

最終スコアは8対11。点の取り合いだったように見えるが、実際は8回表までに1対10の大量リードを許し、その裏と9回の反撃だけでは追いつけない展開だった。

先発・岩崎が4回に突如、崩れた。初回に先制点をもらい、3回までは1安打投球。しかし、4回先頭の川端にヒットを許すと、山田のゴロを三塁・今成が失策。畠山にはストレートの四球で無死満塁のピンチを招き、二死後、大引に走者一掃の適時三塁打を打たれた。

試合後、状態について聞かれた岩崎は「そんなに悪くなかった」と言い、受けた藤井も「ボールは走っていた」と感じていたが、大引に投じた1球は逆球で、甘く入ってしまった。

ここで終わっていれば、まだ1対3。ヤクルト先発の館山も不安定な投球だったから、攻略の糸口はあったに違いない。しかし、二死三塁から八番・中村を歩かせ、館山との勝負を選択すると、初球を左翼スタンドに運ばれた。低めの難しいボールだったが、投手に打たれては言い訳できない。報道陣から「投手に本塁打は誤算だったか」と尋ねられた和田監督は、「誤算どころか大誤算やろ」と語気を強めた。

気落ちした岩崎は続く比屋根にもヒットを許し、打者一巡した川端に適時二塁打。一挙7点を奪われたところで交代を告げられた。

2番手以降の投手もピリッとしない。4回二死二塁で登板した玉置は、山田を空振り三振に仕留めてイニングを終わらせたが、5回に1点を失った。3番手・二神は失点こそなかったが、6回に一死一、二塁のピンチを作った。4番手・筒井は8回に3連打で1失点。さらに四球と2本の犠飛で2点を献上した。結果的にはこの3点が響いたことになる。

「何が起こるか分からない。マウンドに上がったピッチャーがしっかり仕事をしないと。今年はそれがずっとできていない」

ビハインドで出て行く投手が火に油を注ぐシーンは、これまでに何度もあった。指揮官も頭の痛いところだ。

救いがあったとすれば、8回に3得点、9回に4得点と追い上げた打線の粘りか。しかも、その中で四番・ゴメスが2安打1打点をマークした。

「このところ苦しんでいた選手、ゴメスも含めて、そういう選手にヒットが出たからね。これを上昇のきっかけにしてほしいし、していかないといけない」

阪神がヤクルトに敗れ、巨人が勝ったことで、上位3チームが1ゲーム差の中にひしめくことになった。

「8月はちょっと尻すぼみになったけど、仕切り直して勝負の9月に入っていきたい。混戦が続く中で、最後に抜け出せるように、あした1日置いて、9月しっかり戦っていきます」

9月最初のカードは1日からの広島戦。負けられない戦いが続く。