試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

マートンのサヨナラ打で激闘に終止符

シーズン最終盤、しかも優勝の行方を左右するかもしれない「伝統の一戦」にケリをつけたのは、それまで4打席凡退していたマートンだった。
 
3対3の同点で迎えた延長11回裏。「先頭だったし、何とか塁に出て、相手のリズムが崩れてくれればいい」と考えた鳥谷が、代わったばかりのマシソンの初球をたたいて中前に運ぶと、上本がきっちり犠打を決めて一死二塁。サヨナラのお膳立てが整った場面で、マートンが打席に入った。
 
「いい真っすぐを持っている、本当にいいピッチャーなので、シンプルに、ボールに対して最短距離でバットを出すことを考えた」
 
とらえたのはインコースやや高めに浮いたフォークだったが、打球はグングン伸びて、左中間を破った。
 
4打席凡退していたが、「3打席目(6回二死一塁から遊ゴロ)以外の感覚は悪くなかった」と言う。三ゴロ併殺に倒れた8回二死一、三塁の打席も、内容には納得していたから、引きずることはなかった。
 
「カウント1-2からのチェンジアップをしっかり見逃して、インコースの真っすぐにきっちりバットを出せた。結果は残念だったけど、内容としてはよかったから、次につながると気持ちを切り替えたよ」
 
米メジャー時代に優勝経験のあるマートンは、「優勝は簡単なことではない」と知っている。だからこそ、「いまが一番、楽しめる時期」と言い切った。
 
「このときのために、オフシーズンからキャンプと頑張ってきた。これからも楽しんで頑張っていきたい」
 
自身のエラーと阿部の2ランで7回3失点した先発・藤浪の負けを消したのは大きいし、これまで4度対戦して防御率0点台に抑えられていた巨人・マイコラスから、7回までに3点を奪ってマウンドから引きずり下ろしたのも大きい。これで“アレルギー”はなくなるだろう。そして、何より大きいのは、この一戦に勝ったこと。明日につながる、もっといえば、優勝へとつながる勝利だった。