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先発投手から得点できず、悔しい1点差負け

DeNA先発・井納に7回まで散発3安打と完全に封じ込められた。
 
「今週、先発からろくに点を取ってない。全部2点以内。去年からの課題だけど、打てないね。打てない」
 
金本監督が嘆いた通り、今週は巨人の高木、田口、菅野、DeNAの今永、井納と、5人の先発投手に2点以内に抑えられている。セットアッパーやクローザーから得点するのも悪くはないが、先発をとらえなければ主導権を握れない。逆に、阪神の先発投手はどんどん苦しくなっていく。
 
きょうも先発・藤川は7回途中1失点と好投したが、2勝目はならなかった。「勝ちを付けてやりたかったね」と監督。野手もそう思っていたはずだが、ホームが遠かった。
 
ようやく得点できたのは9回。先頭・大和がDeNAの守護神・山崎康から中前打を放ち、二死後、ゴメスの2ランで追い上げムードを作った。しかし、直前に高宮が自らのエラー絡みで1点を失っており、結果的にその1点に泣いた。
 
「打ったのはフォーク。いいスイングができたよ」とゴメス。巨人戦でも守護神・澤村からホームランを打っており、「どちらもストライクゾーンで勝負してくるピッチャー。ラッキーというのもあるけど、ゾーンの中で打てているね」と納得の表情を浮かべた。
 
これでゴメスはリーグトップタイに並ぶ第9号。28打点もトップを独走中だ。
 
チームは勝率5割で3、4月の戦いを終えた。
 
「まだまだ試しながら、競争しながら。その中で、自分たちの野球を見つけていくところだから」
 
監督は悲観していなかった。一軍経験がない選手も多く、若手中心で戦っているのだから、この時期の5割は合格点と言える。