試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

驚異の粘りで死闘制す

4時間9分に及ぶ総力戦を終盤 二枚腰の粘りをみせた阪神が制した。
             
DeNA先発・ペトリックに対する阪神は初回 二死1塁に四球の鳥谷を置いて4番 福留がライトスタンドへ 6号2点本塁打を放ち、先制する。「打ったのはストレート。昨日と同じでトリが塁に出てくれたので、チャンスを繋いでいく意識で打席に入った。しっかり捉える事が出来た。今日は若い青柳が先発なので、まずは先制点を取ってあげられて良かった」と、福留孝介外野手が話す。

そのルーキー青柳は、初回二死2塁で4番 筒香を左飛に打ち取り、先頭ロペスに左二塁打を浴びた2回裏一死3塁も7番エリアンの捉えた打球が鳥谷の正面を突く遊直に救われて1〜2回のピンチを凌いだ。3回には2四球を出し二死1・2塁で筒香を迎え、ライトへ2点適時二塁打を浴びて同点とされてしまう。

4回裏にはサード北條の失策から下位打線で一死1・3塁とされる。ペトリック・三振の後1番 桑原に左前適時安打を許し4対3と勝ち越されて早々と降板。島本の救援を受けた。プロ最短の3回1/3( 76球)4安打 2三振 3四球 3失点(自責2)。

香田勲男投手コーチが言う。「四球が絡むと(盗塁されて)どうしても二塁打みたいになる。弱点を克服して行って欲しい」。序盤から立て続けに盗塁を決められた原口文仁捕手だが、青柳については「四球が出て悪い部分が出たけど、投げたい球は投げていたし、あとは精度」の問題であることを示している。

リードされた阪神は5回表一死 途中出場・9番 江越がペトリックの外角変化球をライナーでライト最前列に打ち込む5号ソロを放ち3対3とする。「外のカットボールを上手く打てた。今までは左膝が開いてしまった状態で打っていたので、しっかりとボールに入っていって踏み込んでスイングするイメージで練習に取り組んでいるのだが、それが出来た打席だった」。江越大賀外野手が同点アーチの感触を語っている。

6回表 阪神はDeNA2人目・田中から鳥谷の中前安打と2四死球で無死満塁の絶好機を作る。ここでDeNAは加賀にスイッチするが、ゴメスは三ゴロ併殺打、代打・緒方も右飛に打ち取られて無得点に終わった。このチャンスで勝ち越せなかった事があとあと響いた。

その裏は阪神3人目・高橋が3人で片付けるが、サターホワイトが登板した7回には先頭・白崎の中前安打から一死2塁となり2番石川に内角低目チェンジアップを上手く拾われ右中間への適時三塁打を浴び、更に梶谷・三ゴロの間に追加点を取られた。

こうなるとDeNAは連夜の必勝パターンで逃げ切りを図る。8回表は三上が北條・鳥谷・福留の上位3人をピシャリと抑える。9回表 DeNAは3連投・山崎康を投入。阪神は原口・ゴメスの連打と代打・坂本のプロ初犠打で一死2・3塁のチャンスを演出する。ここで代打・狩野は初球ツーシームを打って遊撃へ適時内野安打。続く江越も初球をライトへ運ぶ同点犠飛を放ち、土壇場で5対5と追いついた。

「とにかく後ろへ繋ぐことが出来て良かった!」と 話す狩野恵輔外野手。同点犠飛の江越大賀外野手も「打ったのはツーシーム。最低限でしたけど、走者を返すことが出来て良かった」と嬉しそうな表情を見せる。

阪神は9回裏を藤川が締めて延長戦へともつれ込む。10回表 DeNA7人目・ザガースキーに対して北條の左二塁打から二死満塁とした阪神は、途中出場・新井良がフルカウントから変化球を見極めて押し出し四球を選ぶ。狩野も中前適時安打で続いて、7対5とリードを奪った。

最後はマテオが筒香から始まるDeNAの攻撃を抑えて、4時間を超える死闘にピリオドを打った。阪神はベンチに残っていた野手が鶴岡・一人だけと言う総力戦。敗戦濃厚な展開を粘り腰で白星に変えた意味は大きい。

代打の切り札として9回の適時内野安打。10回にも貴重な適時打を放った狩野恵輔外野手がヒーローインタビューに答える。「(9回表 内野安打の場面について)昨日は山崎君の前に三振したので、どうにか打ってやろう!と思っていた。(試合に)出る時は、ああいうヒットでもイイと思って(打席に)いつも立っているので、綺麗なヒットじゃなかったけど、良いヒットだったと思う。(10回表は)どうにか追加点が欲しいところ。1点じゃ不安だったから、1点取りたかったので良かった」。

「(狩野の起用は6回表)加賀のところで迷ったけど、結果的に打点をあげてくれた」。金本知憲監督が死闘を振り返り、二枚腰をみせたチームに手応えを口にする。「諦めない雰囲気、執念が出て来つつある。(例えば前半のエラーを)北條が引き摺ってね。取り返す気持ちで・・。(チームが上昇ムードに転じる前は、一人一人がこれで良いのか?このやり方で本当に結果が出るのか?と)疑心暗鬼になって波に乗れなかった。(今は)プラスプラスに考えて、プラスへ引き摺る気持ちでやれていると思う」。

この一戦を通じて、指揮官の思いは確信に変わったのかも知れない。