試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

ミス連発も、伏兵の荒木、梅野で粘り勝ち

ミスを連発し、お世辞にも“ナイスゲーム”とは言えない内容だったが、最後は途中出場の荒木、梅野の連続適時打でヤクルトを振り切った。
 
初回の先制攻撃は見事だった。一番・板山がヤクルト先発・山中の初球ストレートをたたいて右中間へ三塁打。「この前(9月11日)、初球にストレートが来たので、初球から振って行こうと。その準備ができていました」という先制パンチを見舞い、続く北條は左中間を破って、あっさり1点を先取した。
 
しかし、その後、相手のミスもあったのに、追加点を取れなかったことで、ゲームが重くなってしまう。3回、先発・青柳が先頭への四球から同点に追い付かれると、7回、今度はフィールディングのミスでピンチを広げ、一死一、三塁で降板。代わった岩崎が二死を取るも、一、二塁から打ち取ったはずの三塁ゴロを鳥谷がトンネルして、勝ち越しを許してしまった。
 
その裏は代打攻勢。荒木のヒット、俊介の犠打でチャンスを作り、二死一、二塁から高山がセンター前に球団の新人安打記録に並ぶ適時打を放って同点に追い付いた。8回、3番手・山本と4番手・サターホワイトで再び勝ち越しを許したときには、負けを覚悟したファンもいたかもしれないが、選手たちはあきらめていなかった。
 
8回一死から鳥谷が汚名返上とばかりにヒットを放つと、代打・原口も続いて一、二塁とチャンスメーク。この日、2打席目となる荒木がヤクルトの一塁手・荒木のグラブをはじく適時二塁打で同点に追い付き、代打・梅野が初球スクイズ失敗の後、気持ちを切り替えて中前適時打を放ち、ゲームを決めた。
 
途中出場で2安打の荒木は、「1打席目は先頭だったので、何とか塁に出ようと。2打席目はヒット、ヒットでチャンスメークしてもらったので、自分もヒットでつなぐという気持ちで打席に入りました」とコメント。決勝打を放った梅野は、「練習からやっている逆方向に、体を開かないように、という成果がセンター前につながった。今まで通りだと空振りしていたかもしれない」と振り返った。
 
今季、梅野は自慢の打撃で結果を出せず、ファーム暮らしが長く続いた。
 
「鳴尾浜で指導してくれた監督、コーチに感謝の気持ちです。やってきたことは間違っていなかった。結果で応えたかったので、きょうはよかったです」
 
悩みながら打席に入り、ピッチャーに向かっていけない打席が多かったようだが、きょうはしっかり勝負できた。
 
「あれだけミスをして点を与えて、そこから逆転というパターンが今シーズンはなかった。これを来シーズンにつなげていかないと」
 
打線の粘りを評価した片岡打撃コーチ。チームはこれで5連勝。あと2つ勝って、連勝フィニッシュといきたい。