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若虎躍動で12安打9得点。5連勝を飾る

2回で早くも4奪三振。先発の才木がチームに勢いをもたらすと、打線はプロ2年目の右腕を強力に援護した。

まずは2回、2塁打で出塁した糸井を塁上に置き、中谷が豪快な一発をレフトスタンドに運ぶ。

「先制パンチとしては2点取れましたし、昨日の勢いを持ち込んでくれた」と金本監督を喜ばせた一振りで先手を取ると、4回には無死1塁から大山が左中間に適時2塁打。打球がフェンス際まで転がる間に1走・中谷が長駆生還を果たした。5回1死1、3塁からは糸井の犠牲フライで1点を追加。小刻みな得点でリードを広げ優位に立つと、終盤になっても攻撃の手を緩めない。

7回には植田、糸原の1、2番コンビが足を絡めて1死2、3塁のチャンスを作ると、相手のバッテリーミスを誘い、ワイルドピッチで5点目を奪う。さらに走者を3塁に置いた場面で糸井が再び飛距離十分の当たりを外野に打ち上げ点差は6点に。ダメ押しには十分な2得点を加えたが、猛虎打線はまだまだ止まらない。

8回には先頭の大山が3本目の安打を放ち出塁すると、代打・熊谷がレフト前にプロ初安打を放つ。フルカウントから低めの球に食らいつく姿勢で無死1、2塁とチャンスを拡大し、7回の守備から出場していた山崎もレフト前への適時打で続く。嬉しい移籍後初安打に「みんなに先越されたんですけど『焦るな』と自分に言い聞かせてました。タイガースに獲ってもらえてここまで長かったですけどホッとしてます。1本出て良かったです」この後さらに2点を加え、計9得点。巨人に3タテを食らわせた金本監督は「前回3つやられていたのでお返しと言いますか、3つ取れて良かったです。今日は本当にみんな若い選手もベテランも役割を果たしてくれた。みんなで勝った勝利です」とホクホク顔。チームは5連勝で貯金は2、上昇気流に乗って交流戦に挑む。