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7回の追い上げ及ばず広島に連敗

強い雨の影響でプレーボールがかかったのは15時13分。試合開始は1時間13分遅れた。まだ雨の降り続く甲子園で先発・岩貞は先頭打者に四球を与え、1死後、被弾してしまう。

入りの難しいマウンドとなったがそれでも2回は三者連続三振、3回はレフト・中谷、ライト・糸井のファインプレーもあり三者凡退に抑えリズムを取り戻す。しかし5回にも一発を浴びると打順の巡りもありこの回限りでマウンドを降りた。試合後には雨で試合開始が大幅に遅れたことについては「それはお互い様なので」と一切言い訳をせず「初回もっと慎重にいくべきだったというのもあるし、うまく打たれたとしか言いようがない。もっと良いボールを投げられるようにしっかり練習するだけ」と話した。

打線は5回1死から陽川がライトオーバーの2塁打を放ち、この日初めて得点圏に走者を置く。さらに梅野が四球で歩いて1、2塁とチャンスを広げると、金本監督は先発・岩貞に代えて代打・高山を送る。一気に同点、逆転といきたいところだったが打球は無情にもセカンド正面へのゴロ。併殺打となってしまった。

中盤の勝負所を逃すと、6回に手痛い3失点。リードを6点に広げられてしまうが反撃の機運は7回、静かに高まった。

伊藤隼、鳥谷が連続四球で歩き無死1、2塁。走者をためると陽川が三塁線を破る適時2塁打を放ち1点を返す。

「1打席1打席が大事なので。繋がって回ってきたので、僕も後ろに良い形で繋ごうと思ってました」

右の大砲の2打席連続となる2塁打で得点を挙げるとさらに1死後、代打・原口が初球を叩く。打球は左中間へ落ち2者が生還、ワンチャンスで逆転可能な3点差に迫った。

前日同様、終盤の追い上げで流れをつかみたいところだったが8、9回にリリーフ陣がつかまり追いつくことは出来ず。首位・広島に連敗を喫したが明日から守護神・ドリスが復帰予定。ブルペンの陣容を厚くし、巻き返しを図る。