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一軍試合速報

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勝ちやろ? もう、勝ちにしよう!

勝利目前で追いつかれた阪神だが、最後はサヨナラ負けの窮地を脱して何とか痛み分けに持ち込んだ。

福岡ソフトバンク先発は、約2週間振り一軍登板となる左腕・ミランダ。阪神は、右ふくらはぎ筋挫傷から復帰した福留が5番レフトでスタメン。3番 糸井を指名打者で起用する。初回 阪神はミランダの立ち上がりを攻め、糸井・中二塁打などで一死満塁と先制機を作るが、5番 福留が3球勝負で空振り三振。梅野も倒れて無得点に終わる。

一方、交流戦5勝1敗で首位のソフトバンクは、左太腿裏の張りで広島戦のスタメンを外れていた今宮が復帰。デスパイネも4番DHで名を連ねるが、今季61試合目で初めて甲斐が先発マスクを高谷に譲った。阪神先発・メッセンジャーは序盤をピシャリと無安打無失点で滑り出す。

阪神は4回表 福留・四球と梅野のバントヒットで一死1・2塁として8番 高山の右前適時安打で先取点をあげる。更に1・3塁で続く北條がスクイズを決めて、阪神が2点目を奪った。高山 俊外野手が、「打ったのはストレート。チャンスの場面で回ってきたので、甘い球が来たら絶対に打つという気持ちで立った。しっかりと打つことができて良かった」と先制打を振り返る。スクイズを成功させた北條史也内野手は、「サインが出た時に絶対に決めてやる!という気持ちでした。成功して良かった」と胸を撫で下ろしていた。

4回裏 メッセンジャーは先頭・福田に変化球を打たれてライトポール際へ反撃の3号ソロ本塁打を浴びる。これがソフトバンクに浴びたこの試合の初安打だった。

5回以降はまた両軍投手が好投する。ミランダは6回(112球)まで投げて3安打4三振 4四球2失点としっかりと試合を作って、7回からは甲斐野〜椎野〜松田遼とソフトバンク救援陣が阪神に追加点を許さない。9回表に阪神は一死1・2塁とダメ押しのチャンスもあったが、高山・北條が倒れてあと1本が出なかった。

メッセンジャーは8回まで95球で僅か2安打と完璧に近い投球で9回裏を迎えた。しかし、先頭・釜元にヒットで出塁を許し、犠打で得点圏に送られる。福田を打ち取り二死となったが、2番 今宮の打球は懸命にダイブする福留が僅かに届かない。左前適時安打となり最後の最後に追いつかれてしまった。メッセンジャーは9回(114球)を投げ切って4安打6三振1四球2失点。悔やんでも悔やみきれない詰めの一撃であった。

延長戦に入っても、両軍共になかなか決め手が出ない。ソフトバンクは森〜モイネロ〜武田と繋ぐ。12回表 阪神は先頭・高山の中前安打から近本・死球などで二死満塁とビッグチャンスを作ったが、頼みの4番 大山は空振り三振に倒れて勝ち越す事が出来ない。

阪神も10回から藤川〜能見〜ドリスのリレーで必死の防戦。12回裏 ドリスは先頭・グラシアルに遊撃内野安打を打たれ出塁を許すと一塁牽制悪送球に暴投・・ミスにミスが重なって無死3塁という絶体絶命!サヨナラ負け必至の危機に見舞われる。しかし、ここから真砂・三振。5番 松田宣を遊ゴロに打ち取り、明石も左飛に抑えて瀬戸際で何とか2対2のドローに持ち込んだ。

「結果、勝ちや! もう、勝ちにしよう!そう思うわ。そう思う事にする!ノーアウト3塁で(その前に)ミスミスでしょ?(絶体絶命が)引分けになったんだから」。どちらに転ぶか?分からない神経戦を終えた矢野燿大監督が、開口一番プラス思考で言い放った。「(メッセンジャーは)走者を出しても丁寧に投げてくれたんで。あそこまで行ってくれたんで。任せようかな?と言うところでね。失点したけど。それが失敗だったのかどうか?はオレも分かれへんけど」。

「(リリーフ陣も)みんな投手が頑張ってくれてるんで。(福留)コウスケもね。途中で代えたい代えたいと思いながら、結局12回まで出してしまったしね。本当に難しい・・自分の中でも難しい」試合だったようだ。「(良い守備もあって)そういう意味では、荒木も良いプレーをしてくれてたし、リュウ(梅野)も(12回裏にドリスの球を後逸した後は)ワンバンしっかり止めてくれた!って言うのは、目に見えないというか?凄いファインプレーには見えないけど、凄い大事なコトなんで。そういうところでは結果、最後の最後の土俵際でね、引分けに持って行けたと思うんで・・勝ちやろ?もう、ねー。(走者が無死で)3塁行った時点で走者を埋めるかどうか?とか色々考えたけど、もう勝負行く事考えて、結果ドリスが抑えてくれたと言うのは。オレの中では(この試合は勝ったと)明日から、そういう風に思って戦いたい」。確かに勝てなかったのは事実だが、話を聴いている内に勝った気になれた不思議な夜だった。