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嗚呼!高橋遥・・一発に泣く

今季最高の投球内容だった若き左腕が終盤の一発に沈んで、阪神が投手戦に敗れた。

学生時代から親交のある大卒2年目左腕対決。福岡ソフトバンク先発・大竹に対する阪神は、福留が戻り3番糸井がDH。原口も7番ファーストでスタメンに名を連ねる。 阪神先発・高橋遥相手のソフトバンクも3番に内川を上げて5番グラシアル。7番に塚田を今季初めて先発起用するなど打線をテコ入れして臨む。両投手が持ち味を発揮して序盤は共に無失点で滑り出した。

その後も、ソフトバンク・大竹はしなやかなフォームから角度・キレあるボールを駆使してテンポよく猛虎打線を翻弄する。阪神・高橋遥もストライク先行、攻めの投球で若鷹打線を封じて行く。素晴らしい投手戦は中盤も続いて両チーム1安打ずつの0対0で試合は終盤へともつれ込んだ。

7回裏 高橋遥は今宮・内川の連打で無死1・2塁とこの試合最大のピンチを迎える。デスパイネは空振り三振に打ち取るが、5番グラシアルには真っ直ぐで追い込んだ後の内角球を見事な一振りで左翼ポール際へ打ち込む先制14号3ラン。痛恨の一発を浴びて高橋遥は、打球を見送ってからガックリとして俯いた。

7回(98球)を5安打 6三振 1四球 3失点。高橋遥人投手は、「梅野さんが自分の力を最大限に引き出すリードをしてくれたが、大事な場面で粘り切る事が出来ず悔しい投球となった」と振り返っている。内容は間違いなく今季最高だっただけに悔しさが募るばかりだ。

苦しい立場となった阪神は8回表二死から8番 高山がこの日2本目のヒットを放つが、次の北條も不発に終わる。大竹はこの回限りで交代。あとをリリーフに託した。8回(116球)2安打4三振1四球 無失点。チェンジアップを多投するなど緩急をつけた文句なしの素晴らしい投球だった。

敗色濃厚となった阪神だが、8回裏にはご当地選手の浜地が登板。二死2塁と走者を得点圏に背負いながらも、最後は3番 内川を直球で空振り三振に仕留めている。

9回表はソフトバンクの抑え・森が阪神の上位打線を3人で片付け、完封リレーを完成。福岡ソフトバンクが3対0で前夜の雪辱を遂げている。大竹は今季4勝目。敗れた阪神は高山の2安打だけでは、どうする事も出来なかった。

「大竹が良かった。2本しか打ててないしね」。清水雅治ヘッドコーチは完全に脱帽だったが濱中 治打撃コーチは、「こちらの指示ミス。チェンジアップをもっと早めに狙う指示を出していたら、結果は違ってたと思う」と悔しそうに振り返る。孤軍奮闘マルチ安打の高山 俊外野手だが、「しっかり狙い球を絞って打つ事が出来た。一日一日です!」と冷静に話した。

「(大竹は)特に何というボールはないんだけど、のらりくらり。タイミングだったり打ちにくさがあるから勝ってる投手だと思うし。何とか少ないチャンスをものにしたいって言うところはあったんだけど、なかなかチャンスを作る事も少なかった」。矢野燿大監督は、比較的さばさばとしていた。「こういう試合は本塁打(で決まる)かな?と思っただけに。めちゃくちゃ上手く打たれてる球やし、勝負に行っての結果なんでやむを得ないと思う。打線が早い回で点取ってくれてたら、また違ったと思うんだけど(高橋遥の)ピッチング的には、しっかり向かって行きながら、大事なことはやった投球やったかなと思う」。

「(あの展開で本塁打というのは)一番やってはいけない。力不足です」。改めて高橋遥人投手は自戒の言葉を吐いた。自分としては真っ直ぐ自体あまり良くなかったと言うが、「梅野さんが色んな球を使ってくれた」事には感謝の気持ちを示す。それでも「結果が全て。負けたらやっぱり悔しい。次はこういう事が無いようにしたい」と自分自身に言い聞かせるようだった。

敵地で強いソフトバンクを相手に1勝1敗1分に終わった福岡シリーズ。次への課題を問われた指揮官は、「もうちょい(打線が)点取るカタチというのが、しっかり出来て来ると言うのが・・。まぁ1年間のあいだでは色々あるんだけど。その中で、そういう形をまた明日からしっかり作るように!」やって行く事を心に誓っていた。