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一軍試合速報

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いやぁ〜 痺れましたね!

この日も苦しい戦いを強いられた阪神だが、終盤一気に広島救援陣を攻略して連夜の逆転勝利を飾った。

阪神は今季未勝利の望月が7月17日中日戦(豊橋)以来の一軍先発。初回150km/hを超える速球で押し、菊池涼・バティスタを連続三振に斬る抜群の立ち上がりを見せる。一方、広島先発・九里は球宴明けから全4試合でクオリティ・スタートと安定感抜群。対する阪神は、2番レフトに高山を入れて(ソラーテがセカンド)後は前夜と同じ打線の並びで臨んだ。1回裏 阪神は先頭・近本がフルカウントからレフト線二塁打を放ち出塁。高山・二ゴロで進塁し.3番 福留・二ゴロの間に先制のホームを踏んだ。(近本は120安打で1953年の吉田義男氏を抜き球団歴代単独6位に立つ)

2回表 すかさず広島が反撃。先頭・鈴木の右前安打と松山・四球で無死1・2塁として6番 會澤が変化球に上手く合わせて中前適時安打を放ち、同点とする。3回表には菊池涼のレフト線二塁打で一死2塁のピンチを背負った望月がバティスタを外角速球で見逃し三振に仕留めた後、4番 鈴木に甘くなったフォークを拾われ中前適時安打を浴び、2対1と広島にリードを奪われた。

5回表 広島先頭・西川がレフト前に上げた飛球をショート・北條が捕り切れず二塁打にしてしまう。菊池涼が送って一死3塁と望月がまたしても厳しい場面を迎える。その後二死1・3塁から5番 松山・6番 會澤に2者連続右前適時安打を浴びて望月はノックアウト。代わった守屋も暴投で更に1点を献上し、5対1となった。この際、梅野も悪送球を記録し チーム総失策数は91。既に昨季を上回っている。

望月惇志投手は4回2/3(98球)を投げて8安打5三振2四球5失点。「全体的に変化球の精度が悪くカウント負けをしてしまい、持ち味の真っ直ぐを生かすピッチングをする事が出来なかった」と話した。

阪神は6回裏 一死からマルテ・ソラーテが連続四球。大山の遊撃内野安打(リプレー検証も判定通り)で一死満塁と絶好機を作る。7番 梅野は追い込まれながらも右前適時安打を放ち1点を返して、九里を交代に追い込む。広島は左腕・中村恭へスイッチ。中村恭は糸原・原口の代打攻勢を連続三振で退けた。

この試合 広島は小園の俊敏な動きなど随所に好守が目立ったが、阪神でも7回表 野間の二ゴロを素早く捌いたソラーテや8回表 小園の大飛球をジャンプ一番捕球したセンター近本ら、阪神にも見るべき美技があった。

8回裏 広島4人目・今村に対して阪神はマルテ・ソラーテの連打で無死1・2塁として6番 大山が中越え2点適時二塁打を放って1点差に迫る。梅野・犠打で一死3塁となり広島は堪らず守護神フランソアを投入。ここで途中出場・糸原の打球がセンター前へ飛ぶが、一か八か飛び込んだ野間が後逸。カバーに回った西川のファンブルもあって糸原は3塁まで進んだ(記録は中二塁打と失策)。続く代打・陽川の当たりは前進守備のショートへのゴロ。代走・植田は見事なスタートで本塁を陥れて(記録は野選)、阪神が6対5とひっくり返す。

最後は阪神の守護神・藤川が3人で片付けて試合終了。6対5。連夜の逆転で広島を見事にうっちゃった。「いやぁ、痺(しび)れましたね!」。矢野燿大監督が興奮気味に振り返る。8回裏は、まず大山の適時打が長打であった事を評価した上で、「ケント(糸原)もスタメン外れて色んな思いがある中で、しぶとい打撃をしてくれたし、その後 植田 海のあの走塁って言うのは、カイにしか出来ないようなプレー。派手なプレーじゃないけど、素晴らしい走塁だった」とそれぞれの役割を果たした選手達を盛んに褒め称えていた。