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連勝を目指すも初回の攻防が明暗分ける

前日の勝利を連勝へとつなげたい一戦は苦しい展開が待っていた。

先発の伊藤将が初回につかまり4失点。走者を背負っても崩れない、ゲームメイク能力に優れた左腕にとっては珍しい立ち上がりとなってしまった。

巨人先発のメルセデスは今季4勝1敗、防御率2.63の好成績を残している好投手。東京オリンピックのドミニカ代表にも選出されているほどで難敵には違いないが、唯一負け投手になったのは6月18日の阪神戦。その時には3回途中でノックアウトした。

3週間前の再現としたいところだったが攻略の糸口がつかめない。打線の援護を待つ伊藤将も3回と4回に被弾しリードを広げられてしまう。「先発投手としてチームに良い流れを作らなければいけない中で、初回から大量失点をしてしまいチームに申し訳ないです。この反省をしっかり次に生かせるようにしっかり練習をしていきたいと思います」

継投に入った中盤もこれからのチームを担うであろう若手リリーフ陣の石井大、齋藤が失点し流れを引き寄せられない。

それでも7点を追う6回、サンズの一撃が甲子園を沸かせた。フルカウントから鋭いスイングが一閃、打球は瞬く間にレフトスタンドに吸い込まれた。

「こういう展開になってしまったけど、やるべきことは変わらないし、来た球をしっかり強く打つことができてよかったよ」

大量点を追う展開は続いていたが8回にも見せ場を作った。矢野監督は巨人とぶつかるこの大事なカードで打線の組み換えを敢行していた。4番から6番へ。6番から7番へ。打順を下げていた大山を前日の試合で5番に抜擢。1週間ぶりにクリーンアップを任せ、そしてこの日は4番に据えた。"定位置"に戻った主砲は8回1死1塁から安打を放ち、巨人の先発・メルセデスを降板に追いやった。

終盤はベテランの岩田が2回無失点の好リリーフを見せ、最終回の攻撃では本塁打を放った選手に送る"虎メダル"の発案者、坂本が2塁打を放つ。逆転には至らなかったがベンチメンバーも持ち味を発揮した。

9連戦も折り返し、残り4戦に向け矢野監督は「疲れてる中でみんな全力出して、必死に食らいつこうとしているのでそれを勝ちに結びつけられるよう頑張っていきます」9連戦の勝ち越しの前に、明日の試合でカード勝ち越しを狙う。