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大山の逆転サヨナラ弾で首位返り咲き

今季の対戦成績は8勝8敗。そしてこの日に勝った方が首位に立つ。重要な意味を一戦でガンケルが先発マウンドに上がった。7勝1敗、防御率2.38と抜群の成績を残す助っ人は、今季初登板となる巨人戦でも安定感ある投球を披露した。

初回の1死2塁を凌ぐと2回と3回は無失点。4回に先制されたが5回は三者凡退、打線の援護を待ちつつ与えられた役割をこなした。

打線は援護したいところだが序盤は天敵攻略に苦しんでいた。巨人先発の高橋には今季4度の対戦で防御率1.08に抑えられている。特に甲子園では3試合で3勝を献上、19イニングで1点も奪えていなかった。この日もスタメン復帰となった佐藤輝が大きな打球を飛ばすが柵超えには届かない。暗雲が垂れ込めていたが大山が突破口を開いた。

1点を追う5回の先頭打者として安打を放ち出塁する。同点の走者を出すと1死後、梅野が逆転の2点本塁打をレフトスタンドに運んだ。

「ガンケルもすごく頑張ってくれていますし、(大山)悠輔も先頭で塁に出てくれたので、何とかしたいという気持ちでした」

価値ある一発は今季のチーム100号。一振りで試合をひっくり返した。

2-1とリードを奪って後半戦へ。しかし6回にガンケルが被弾し逆転を許してしまう。それでも8回には先頭の小野寺が死球を受け出塁すると近本が安打でつなぐ。同点と逆転の走者を出すと中野が送りバントを決めて1死2、3塁。一打同点の場面を作り、サンズが申告敬遠で歩く。1死満塁でマルテのバットの期待がかかったが打球は三遊間を抜けることなくショートゴロの併殺打となってしまった。

終盤の大きなチャンスを逃し万事休すかと思われたが、ドラマは最終回に待っていた。1点を追う9回に糸原が安打で出塁すると大山がインコースの球を捉え、レフトスタンドに逆転サヨナラアーチを叩き込む。

「ホントに嬉しいです。死ぬ気で打ちに行きました。大事な1試合というのは分かっていたので勝つことが出来て良かったですし、油断することなく頑張りたいと思います」

前日に続き、両チーム共に総力戦となった激戦を制した矢野監督は「この2試合勝ったのは大きな意味のある2勝でしたし、タイガースの野球が出来た結果での勝ちなので、全員で喜び合えて波に乗っていく、そういう2試合に出来たかなと思います」明日狙うはもちろんカード3連勝。価値ある2勝を今後につなげたい。