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新猛虎打線爆発も開幕白星ならず

矢野監督のラストシーズンは藤浪の156km/hのストレートで幕を開けた。

昨季の最多勝投手で開幕投手に内定していた青柳が新型コロナウイルスに感染し無念の登板回避。代役ではあるが2年連続で重要なマウンドを任されたという事実に変わりはない。優勝のためには藤浪の復活が絶対条件だ。チームの命運を握る背番号19は指にかかった威力満点の豪速球で入場制限が解除され3万5千人が詰めかけた京セラドーム大阪を沸かせた。初回に先制点こそ許したが続くピンチは小フライを背走しながら好捕したショート・中野の好守備にも助けられ最少失点で切り抜けた。

立ち上がりからエンジン全開だった藤浪と同じく猛虎打線2022年型も序盤から活発だった。2回に糸井の適時打で同点に追いつくと、3回に2死2、3塁から糸原の2点適時3塁打で勝ち越しに成功。リードを奪うともう止まらない。下半身のコンディション不良で調整が遅れていた中野は好守備に続いて猛打賞と塁を賑わせ、開幕4番に抜擢された佐藤輝も長打2本を含む3本の安打を放つ。5番の糸原は首脳陣の期待通りの勝負強さを発揮し、ベテランの糸井がチーム1号をスタンドまで運び猛攻を締めくくった。

「(糸原)健斗の素晴らしい打球につられました。ありがとう健斗。あいつの背中は頼もしい!」

超人がそう話した通り5番・糸原、6番・糸井の並びがハマり前半だけで14安打8得点。大量援護に守られた藤浪は「調子が良かった訳ではないですが、その中でも何とか粘ってゲームを作ることができたのは良かったですし、先発として最低限の仕事はできたのかなと思います」と7回3失点で試合を作った。

残すイニングは2回で5点リード、勝利は確実かと思われたがリリーフ陣がつかまり逆転を許してしまう。2点を追う最終回に2死からロハス・ジュニアの四球と小幡の安打で走者をためたが劇的な逆転サヨナラ勝利はならなかった。

開幕戦は勝てば大きな1勝だが負ければ143分の1。気持ちを切り替え明日の戦いに向かう。