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ガンケルが好投も援護なく一発に泣く

1週間前の巨人戦では立ち上がりに2つの四球を与えてしまい、走者をためた場面で一発を浴びる。今季初登板は悔しい結果となってしまったガンケルだが1週間の調整を経て見事に復調。これぞガンケルという完璧な投球を披露した。

初回を三者凡退に抑えると、2回の先頭打者に一発を浴びた以外はいとも簡単にアウトを積み重ねる。テンポ良くストライクを奪い、長打になるリスクの少ない内野ゴロで広島打線を料理した。6回裏の攻撃ではビハインドを背負っていたがそのまま打席へ。ベンチがあと1イニング投げてほしいと思うほどの好投で7回3安打1失点。無死四球で球数87球という内容に「前回はチームに良い流れを持って来れなかった中で、今日は失投でホームランを打たれはしたが、それ以外は先発としての仕事を果たすことはできたかなと思う」と手応え十分。逆転を信じてベンチから戦況を見守った。

この好投に応えたい打線は6回まで沈黙していたが7回に甲子園を沸かせた。先頭の糸井が鋭いライナーをライトに飛ばす。この打球は惜しくも外野手のグラブに収まったが、近畿大学の後輩も先輩に負けじとパワーを発揮した。佐藤輝の放った強烈な打球がセカンドの横を抜ける。怪物が速いのは打球速度だけではない。大きなスライドで一気に加速し2塁へ到達した。得点圏に走者を置いた場面で大山、糸原のバットからあと1本は出なかったが、1点を追う終盤にベンチも動いた。

8回は湯浅がマウンドに上がりきっちり無失点。その裏の攻撃では前日に結果を残した高山と島田、さらに長打のあるロハス・ジュニアを続けざまに代打起用した。9回はリリーフエースの岩崎に託し追加点を与えない。最終回の攻撃は広島の守護神・栗林に対して先頭の中野が安打を放つと劣勢だった甲子園の空気が一変した。俊足の中野は相手のバッテリーミスで2塁へ、さらに糸井の進塁打で3塁に進む。一打同点、一発が出れば逆転サヨナラの場面を作った。しかし佐藤輝、大山は三振に倒れてしまう。

敗れはしたがガンケルの好投は非常に大きく、青柳の復帰も間近に迫っている。打線の状態が上向けば大型連勝も可能なはずだ。