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一軍試合速報

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痺れる接戦を制し交流戦白星スタート

敵ながら思わず拍手を送りたくなるような投手が甲子園のマウンドに上がった。楽天の先発は田中、NPB歴代の中でも屈指の好投手だ。今季の防御率は1.89、しっかり結果を残している。しかし虎のエースも負けていない。西勇の防御率はその上をいく1.87。「いつもと変わらず、自分のリズムでと思いながら(マウンドに)上がりました」という右腕はパリーグ首位の楽天打線に対しても粘りの投球でしっかり試合を作った。

3回までに68球を要したが得点は与えない。4回と5回も効果的な併殺を奪って無失点投球を続けた。そんなエースの力投に大山が応えた。まずは守備から。6回2死1塁の場面でレフトポール際への打球をジャンピングキャッチ。「ボールを捕るだけだったので、掴んだら離さないという気持ちで飛び込みました」という超ファインプレーでアシストすると、その裏にはバットでも援護した。

先頭の中野が内野安打で出塁すると2死後に盗塁を決める。得点圏に走者を進め、大山がセンターに弾き返す。

「(走者を)還すだけだと思いましたし、その前に良いプレーが出たのでその勢いのまま行きました」

守備から攻撃につなげた先制適時打で試合の均衡を破った。

西勇は球数が100球を超えた7回に無死1、2塁としたところでマウンドをリリーフに託すが無失点。「(1点台の防御率については)キャッチャーのリードだったり守備の良いリズムが自分の流れにつながってますので、これからもみんなで頑張っていきたいなと思ってます」

大ピンチで登板した渡邉は送りバントと三振で2死を奪った。左キラーぶりを発揮し、楽天の右の強打者・浅村を打席に迎えるとアルカンタラにスイッチ。右方向へライナー性の打球を飛ばされたが守備固めでライトに入っていた島田が追いついた。ベンチの起用に選手が応え終盤の山場を無失点で切り抜ける。8回は湯浅、9回は岩崎とつないで虎の子の1点を守り切った。

交流戦白星スタートとなった矢野監督は「今日は絶対勝ちたい、良いスタートを切りたいという気持ちで球場来ましたし、こういう試合を取りながら自分たちのリズム、自分たちの試合をやっていけるようにしたいです」。明日の先発は成長著しい西純。パリーグ首位の楽天打線をねじ伏せ、エースへの階段を登る。