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先制パンチから青柳の熱投で連勝を飾る
好天の土曜日、絶好の野球日和にプレーボール直後からナインは伸び伸びとプレーした。
初回、近本が四球を選び出塁すると中野がセーフティバントを決めてチャンスを拡大する。無死1、2塁から大山の適時2塁打で先制に成功した。流れるような速攻劇はまだまだ終わらない。佐藤輝の犠牲フライと糸原の適時2塁打で加点。糸原が「いつもピッチャーが頑張ってくれているので、今日は打線でピッチャーを楽にさせたいという思いを初回から出すことができてよかったです」と話す鮮やかな3得点の先制パンチをお見舞いした。3回にも1死1塁から佐藤輝の適時3塁打でリードを広げ、試合の主導権を握った。
援護点をもらった青柳の投球も好調そのもの。5回まで2安打無失点、連打を浴びた6回も余裕を持って後続を抑えた。三者凡退に抑えたのは1回と4回だけながら走者を出しても不思議とピンチと感じさせない。要所で得意のシンカーが威力し、8回まで3塁を踏ませなかった。
先制、中押しでペースを掴み、先発が好投する理想的な試合運び。4点リードで迎えた9回には1死満塁から糸井の2点適時打でダメを押す。最終回の追加点で背中を押された青柳は完封こそ逃したものの133球の熱投で8回2/3を自責点0に抑えた。
「中7日いただいたので完投したかったんですけどめちゃくちゃ悔しいです。前半に野手の方々が点を取ってくれたので、1点ぐらい取られてもいいぐらいの気持ちで投げることが出来ました。去年より良い成績をと掲げているので、去年より勝てるように頑張りたいと思います。次は完投、完封出来るよう頑張りたいと思います」
最後は2死2塁から岩貞が空振り三振によって27個目のアウトを奪いゲームセット。ロッテ相手に連勝しカード勝ち越しを決めた。明日は前回登板でプロ初の完封勝利を挙げた伊藤将が先発マウンドに上がる。同一カード3連勝へ期待は高まるばかりだ。
