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中軸大暴れで9得点、交流戦3連勝締め

前日に右の好投手・山本との熱戦を終えると、今度は左の好投手・宮城が立ちはだかった。交流戦最終試合に相応しい難敵を攻略すべく矢野監督は対策オーダーを組んだ。スイッチヒッターのロハス・ジュニアも含めてスタメンには6人の右打者が名を連ねた。試合前の段階では1番・山本、2番・北條らが目を引いたが、不動のクリーンアップが存在感を発揮した。

3回、四死球で走者をためると3番の近本がセンター前に先制適時打を放つ。

「ガンケルが守備で良い流れを作ってくれていましたし、まずは先制することができて良かったです」

好投を続ける先発・ガンケルへの援護点はこれだけでは終わらない。なおも続く2死1、2塁のチャンスで佐藤輝の打球はライト前で弾む適時打となった。

「チカ(近本)さんが目の前で良いヒットを打ってくれましたし、1点でも多く取っておきたい場面だったので、積極的に振りにいったことが良い結果に繋がったと思います」

3番と4番が打点を挙げるシーンを見せつけられて5番打者に火が点かないはずがない。5回2死満塁から大山が2点適時打を放ち欲しかった追加点を奪う。

「みんなが繋いでくれたチャンスでしたし、ガンケルがリズムの良い投球をしてくれていたので、なるべく早く追加点を取りたいと思っていました」

試合前時点での交流戦7本塁打、19打点はどちらも12球団トップ。2冠王の勝負強い打撃でリードを4点に広げた。

ならばと次は再び佐藤輝の番。7回1死1、2塁から右中間を破る2点適時2塁打でダメを押す。トドメは6点リードの9回に豪快な3点本塁打で猛攻を締めくくった。

いつもより少し長い調整期間、中9日でのマウンドに上がった先発・ガンケルも絶好調そのものだった。少ない球数でいとも簡単にストライクとアウトを奪い、2塁を踏ませない。8回まで96球で無失点に抑え9回もマウンドへ。惜しくも完封は逃したが来日初完投で今季3勝目を挙げた。

「いいピッチングが出来たと思います。みんながよく守ってくれたおかげで、リズム良く思い切って投げることが出来ました。長坂がいいリードしてくれてこのような結果につながったと思います。(初完投は)本当に嬉しいです。今までやりたかったことでもあったので、失点してしまったんですけどしっかり完投出来たことは良かったと思います」

交流戦最終カードの関西ダービーで3連勝、エース級の投手との対戦が多かった交流戦を12勝6敗の好成績で駆け抜け、最下位を脱出した。ペナントレース再開となる17日の試合は甲子園から。リスタートへ最高の条件が整った。