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連勝止まるも打線はしぶとく浜地が好投

平凡な内野ゴロでも全力疾走。チームに浸透する姿勢が強烈な先制パンチへとつながった。

両チーム無得点の2回、先頭の佐藤輝はセカンドへのゴロに打ち取られるが全くスピードを緩めない。相手の失策を誘い出塁した。無死1塁から6月絶好調の大山の放った大飛球は惜しくもフェンス手前で捕球されたがここで終わらない。糸原のピッチャー返しが野手選択となり糸井も安打でつなぐ。1死満塁とチャンスを広げると8番の打順が定着しつつある西純がレフト線へ2点適時2塁打を放った。先制に成功すると坂本もしぶとくセンター前に落とす適時打を放ち追加点、下位打線が3打点を挙げ試合を動かした。

打で結果を残した西純は3回に同点とされてしまい、4回に1死から四球を与えたところでベンチは交代を決断した。前日に伊藤将が完投したことに加え翌日は試合のない月曜日。リリーフ陣に余裕があったことで攻めの継投策を可能にした。この起用に浜地が応えた。首位打者のDeNA・佐野を併殺打に仕留め、イニングを跨いだ5回は上位打線を相手に三者連続三振。文句のつけようのないパーフェクトピッチで相手に傾きかけた流れを引き戻した。

その後勝ち越しを許すが1点を追う7回に打線が機能した。1死から近本、佐藤輝の連打と大山の申告敬遠で1死満塁とし、糸原のセンターフライで近本が生還。飛距離はそれほど出ていなかったが近本の俊足にとっては十分だった。しぶとい攻撃で4-4の同点に追いついた。

リリーフ勝負の終盤戦なら負ける要素はない、かと思われたが8回に湯浅が痛打を浴びまさかの3失点。その裏に代打・高山と中野の安打でチャンスを作ったがビハインドを跳ね返すには至らなかった。

連勝は5でストップしたが攻守共に内容のあるパフォーマンスは継続出来ていた。この内容ならば再びの大型連勝はすぐそこだ。