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森下の完璧弾と完封リレー
気温30度超えのデーゲームで先頭打者の安打と盗塁で得点圏に走者を背負う。先発のデュプランティエにとっては試練のマウンドとなってもおかしくなかったがそんな心配は無用だった。デュプランティエはデュプランティエだった。高い奪三振能力を発揮してヤクルト打線を寄せ付けない。4回までに5つの三振を奪い安定した内容で無失点に抑えた。
打席は29歳の誕生日を迎えた中野が2打席連続安打を放って塁を賑わせ、4回には先頭の佐藤輝がフェンス直撃のセンターオーバー2塁打を放った。しかしチャンスを作りながらも援護点を送れないでいた。両チーム無得点の展開で突破口を開いたのは思い切りの良い森下だった。5回に四球で出塁した近本を1塁に置いて完璧に捉えた打球はレフトスタンドへ一直線。今季12号は先制の2点本塁打となった。
「自分のスイングをすることだけを心掛けて思い切って振りました。ちょっと詰まり気味だったですけど風に乗って入ってくれて嬉しかったです」
デュプランティエは5回2死から初回以来の安打を浴びたが次打者は見逃し三振。こちらも完璧な一球をアウトローいっぱいに投げ込んだ。2点リードの7回、無死1塁からはセカンド・中野の好守備により463の併殺が完成。2死とすると低めにストレートを突き刺してこの日7つ目の三振を奪う。7回無失点、デュプランティエがきっちり先発の役割を果たした。
8回は及川がマウンドへ。先頭打者に安打を浴びたが次打者はまたしても463の併殺打。打っては猛打賞の中野が守備でもハツラツとしたプレーでチームに貢献。最終盤は湯浅、岩崎のリレーで2点のリードを守り逃げ切りに成功した。
サヨナラ負けの悪夢を1日で払拭し明日は伊藤将が先発する。カード勝ち越しを狙う。