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虎魂

一からの競争のつもりで<後編>

具体的な数字の目標の一つとして、“160イニング登板”を掲げる青柳。シーズン初めて規定投球回に達した昨年の登板数が25試合。本人の言葉にもあったが、今年も同じ数だけマウンドに上がったとすると、単純計算で“1試合当たり6イニング以上”投げることが必須となる。

その数字を達成するためにはなにが必要か。一つは、安定感のさらなる向上。そして、もう一つは昨年苦しめられた対左打者になるだろう。前者に関しては、より自分のスタイルを明確にすることが、カギになってくる。ブレイクを果たした昨年も、自分のスタイルをまず確立できたのが大きかったと青柳は振り返る。

「一昨年、一軍に上がれなかったときに、自分のことを見直してみたんです。改めて僕がどういうピッチングができるかを考えてみたら、ゴロでアウトを奪うということでした。とにかく低くボールを集めて、ゴロを打たせること。もちろん、三振を取りたいという気持ちもあるんですけど、まずはそこだなと思って、去年も強く意識していました。低く、動かすというのが僕のスタイルだと思っています。バッターがストレートを待っているだろうというカウントで、低く、動かしたらゴロになる確率が高くなる。キャッチャーとの配球もそうですけど、そういうことを意識しましたね」

ボールを動かし、打者に思ったような打撃をさせない。“ゴロピッチャー”と呼ばれるのが青柳の投手としてのタイプだ。

「低く低く攻めていくので、どうしても四球は増えてしまうんですが…。ゴロを打たせればダブルプレーの可能性もありますし、今年もこだわりたいです」

一からの競争のつもりでショートver<後編>終了。

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