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虎魂

淡々とチームの力になるために<後編>

ガンケルの特徴といえば、どんなときでも淡々とした“ポーカーフェイス”が挙げられる。マウンド上でも、派手なガッツポーズを見せるようなことはない。ピンチでも、チャンスでも、決して気持ちは表情には出さないという、信念すら感じさせるポーカーフェイスぶりだ。これは、アメリカ時代から心がけていることだとガンケルは話す。

「高校のときから、野球に限らずいろいろなスポーツにトライしてきたのですが、どのスポーツでもポイントとして挙げられたのが、感情の起伏をコントロールするということでした。なので、プレーをするときには常に平常心を保つことを意識しています。感情を昂らせすぎず、かといってネガティブな感情にもならないようにという感じですね」

よりよいパフォーマンスを発揮するために、感情は表に出さないように心がけている。それが、活躍の要因といってもよいかもしれない。

そんなガンケルだが、思わず表情を崩して振り返るできごとが“二つ”あった。一つめは、意外にも得意だというバッティングについて話したときだ。今シーズンもすでに2安打をマーク。4月の連勝中には、2打席連続でスリーバントを決めた様子が記事で取り上げられるなど、“打”にもこっそり自信を持っている。

「打席に立つのも好きです。ただ、あまり調子のよくないとき、ボールが見えないと感じるときはあんまり立ちたくないですけど(笑)。シーズンが進むにつれて、もう少しボールが見えてくると思うので、そうしたら自分自身ももっと打席が楽しめるようになってくると思います」

もう一つ…。

淡々とチームの力になるためにショートver<後編>終了。

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