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虎魂

“勝負”ができる投手に。4年目、着々と<後編>

馬場は入団時、あこがれの投手として、現・東北楽天の田中将大投手の名前を挙げていた。当時は「ピンチの時は絶対抑えないといけない。(田中投手は)そういった場面で自然と気持ちも乗っている。自分も勝負どころでそうしたい」と語っており、彼の代名詞である“馬場ガッツ”も、そのような気持ちから溢れ出るものだと思うファンの方も多いことだろう。

ただ、プロ4年目を迎えている背番号18がいまマウンドで体現したい理想像は、それとは少し違う姿だ。

「自分が今、中継ぎというポジションでプレーさせてもらっている中で、大事だなと改めて感じさせてもらっているのは、どんな場面でもいかにパフォーマンスを落とさないようにするかだという風に思っています。今年も、岩崎さんだったり、岩貞さんだったりという先輩方がリリーフとしてマウンドに上がられたときに、ヒットを打たれてもマウンドで動揺がないというか。ピンチになってもしっかりと指にかかったストレートを投げ切れる安定性と勇気があり、自分もああいった風に投げられなくてはと感じています。」

気持ちを全面に押し出すスタイルではなく、ある意味淡々と。「計算できる投手でありたい」とも口にする馬場がとにかく求めているのは、どんなときでも、どんな状況でもマウンドで自分のボールを投げられるような、安定感と信頼感を持つ投手だという。

「ガッツポーズが出てしまうときがありますけど、あれはチームを鼓舞したいとかそういう思いではなくて…」

“勝負”ができる投手に。4年目、着々とショートver<後編>終了。

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