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虎魂

託す思い<前編>

クライマックスシリーズへ向けて、準備を進める今日この頃。運命の戦いが控える中ではあるが、オフシーズンもまた近づいている。

別れの秋─。

先に行われたドラフト会議で新しく縦縞のユニフォームに袖を通す選手たちが明るい表情を見せる一方で、この時期は寂しいニュースを目にすることも増える。彼の引退もまた、できることならば現実だと信じたくない、寂しいニュースのひとつだった。

「16年間本当にありがとうございました。16という数字を見ると長い様ですが、僕の中ではあっという間に時間が過ぎた16年でした。」

10月1日、球団事務所で行われた会見の冒頭で口にした言葉だ。2005年、ちょうどタイガースが優勝したシーズンのドラフト希望枠でプロ入りし、タイガース一筋で現役生活を全うした。16年間で200回マウンドに上がり、積み上げた白星の数は60を数える。決して、あっという間で話し尽くせるような期間ではなかったと思うが、会見では清々しい表情を見せた。会見後改めて思いを聞くと、胸中にあるのはやはり、感謝の二文字だった。

「大変でしたけど…いろんな人に支えてもらってここまでくることができたので、幸せな16年だったという風に思いますね」

プロで戦い続けることの難しさとは─。現役生活を終える背番号21に聞いてみた。

託す思いショートver<前編>終了。

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