エンタメ

コラム

TOP > エンタメ > コラム > 虎魂

虎魂

思い描いていた自分に<後編>

クライマックスシリーズでも計3試合でマウンドにあがり、浜地の今シーズンは終わった。レギュラーシーズン52試合とポストシーズンの3試合の計55試合に登板。その中でも際立つのが四死球数で、今季の数はわずかに7。レギュラーシーズンに限って言えばたったの5つで、これは今季50試合以上に登板した12球団の投手の中で最少という、誇るべき数字だった。昨季はファームで37試合を投げ11個。元々制球に苦しむタイプではなかったが、今季はそれがより際立った彼の特徴になり、一軍の舞台での活躍に繋がった。

「今までは、どちらかというと器用貧乏なタイプだったんだと思います。球種はある程度のものを投げることができて、それをどう使おうとか、そういうことばかりを考えてしまっていました。今年は、中継ぎとして結果を残すしかないと思っていたので、ストレートとカットボールという球種を絞って挑んだ結果がそういった成績につながったのだと思います」

戦うために球種を絞り、突き詰めた。特にカットボールに関しては「シーズンで投げていく中でいろんな使い方を覚えられた」と進化の手応えもあったという。さらに、変えたのはそれだけではない。彼もまた、今季からフォームをセットポジションへと固定した投手のひとりだ。

「これが一番、自分にとっては大きかったかもしれないです。球種と一緒で、これまではフォームに関しても、身体の動かし方などの部分で色々知識ばかりが頭に入っていて…」

思い描いていた自分にショートver<後編>終了。

公式モバイルサイトでは本コラムのロングverを閲覧できるだけでなく、
浜地真澄選手の直筆サイン色紙をプレゼント中です!

阪神タイガース公式モバイルサイト