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虎魂

3年目に向けての決意<前編>

マウンドでの落ち着いた佇まいと安定感からは信じられないが、まだ2年目のシーズンを終えたばかりだ。防御率2.63、9勝5敗という素晴らしい数字を残した26歳には、“2年目のジンクス”という言葉は当てはまらなかった。

「昨年よりも結果を出さないといけない立場でしたし、責任も感じていましたので、それをぶち破ってみせる!という気持ちで臨んだ2年目でした。いろいろなアドバイスをいただきながら準備をして、配球やバッターとの駆け引きというのを昨年よりもうまくできたかなと思っています」

昨年、球団のルーキーでは2013年の藤浪晋太郎以来となる1年目からの2桁勝利(10勝)を達成。今年も当然のごとく開幕ローテーション入りを果たし、テンポ良い投球で白星を積み上げた。誇るべき数字が、両リーグ最多の6を記録した完投数である。リリーフとの分業制が主流な昨今のプロ野球の中で、異例ともいう数字である。

「意識していたわけではないですが、結果的にという感じですね。ただ、全く満足していないですし、むしろ悔しさのほうが多いです」

悔しさの原因は、2年連続で…

3年目に向けての決意ショートver<前編>終了。

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