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強い責任感を持って戦いへ<前編>

多くの話題を集めた春季キャンプが終わり、3月へと突入。レギュラーシーズンの開幕まであと1ヶ月を切った。今はWBCの真っ只中ではあるが、世界を相手にした戦いの後にはすぐレギュラーシーズンがやってくる。気持ちを昂らせながら、選手たちは今最終準備に勤しんでいる。

迎える2023年シーズン。例年以上に強い決意を持って臨もうとしているのが、背番号2を背負う梅野隆太郎だ。今年でプロ10年目の節目となる男は、まだ今年で32歳だがチームの野手最年長となった。

「キャンプではいい練習ができたかなと思っています。ここから開幕までの1ヶ月、結果が出るところもあると思いますし、課題も出ると思うので、練習と実戦の差を自分の中で埋めながら、思った通りのプレーができるかというのを考えて準備したいと思います」

言葉の節々に宿るのは、強い“責任感”だ。チーム最年長だからという部分も当然あるだろう。ただ、それ以上に梅野の胸にあるのは昨年オフ、新たに就任した岡田彰布監督が、早々に自身への正捕手としての期待を口にしたからだ。ここ2年、東京五輪への出場があったり、細かい故障もあったりしたことで、個人の成績的には少し停滞していた。思った通りのパフォーマンスを発揮できなかったことを「悔しかった」とハッキリ口にし、個人としても巻き返すことを強く誓って迎えようとしていた。その上で、新監督からの期待を受けた。

「やるしかない、と思っています。これまで9年やってきて、いろいろなことを経験してきました。やって当たり前のことを、期待に応えられるようにやらないといけないですし、自分としても納得できるような年にしたいです。そのための準備はしてきたつもりです」

節目の年、当然ながらパフォーマンスの向上のためのトレーニングや、細かいプレーの見直しなど、いくつかのトライはしてきているが、今年意識していることはそういった“詳細”とは別のところだと話す。

強い責任感を持って戦いへver<前編>終了。

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