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才木が気迫の投球も勝利に結びつかず
打線とチームを勢いづけるべく1、2番が元気だ。初回に四球で出塁した近本が盗塁を決め、中野はライトへ鋭い打球を放つ。初回に得点はならなかったが3回に2人の活躍で先制点を奪った。
2死から近本が2塁打を放つと中野はセンター前に弾き返す。スピード自慢の1、2番コンビの連打で先制に成功した。
「先制点が欲しいと思っていましたが、(近本)チカさんが初回に続いてチャンスメイクしてくれたので、思い切って打ちにいくだけでした。得点につながってよかったです」
先発の才木も好投した。昨季何度も連敗ストッパーとなった右腕のストレートは高めも低めも威力抜群。変化球は低めのコースに決まる。4回までピンチもなく無失点に抑えた。
5回の先頭打者に四球を与えてしまうと次打者は初球をスイング。ストレートに絞っての狙い打ちだったはずだが才木の球威が勝りセンターフライに打ち取った。この回2死1塁から右中間への強い打球は近本がランニングキャッチ。落下点まで一直線に走り長打性の打球を抜かせなかった。
バックの好守備にも助けられ完投も見えてきた1点リードの7回に試練が訪れた。連打とバントで1死2、3塁のピンチを背負う。才木はピッチャー返しの打球を体に受けながらも打球を処理し3塁走者を殺す。なんとか2死としたものの走者は2、3塁。打席にはロッテの代打の切り札、角中を迎えた。この場面で才木は全球勝負球の気迫の投球。終盤に155キロを計測した。しかし熱投及ばず同点打と勝ち越し打を浴びてしまう。逆転を許し無念の降板となったがエースの投球だった。
1-3と2点を追う8回には途中出場の坂本が安打で出塁。9回にはサードの糸原とファーストの大山が安打性の打球をさばく。ビハインドを背負っても懸命にプレーした。しかし逆転はならず。甲子園に戻っても負の流れを止められなかった。
明日の先発は伊藤将。才木とはタイプの異なる左腕が連敗を止める。