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再びの大型連勝を予感させる逆転勝ち
11連勝の始まりは6月28日のヤクルト戦。その試合で7回3安打無失点と好投し勝利投手となったのがデュプランティエだった。再びの大型連勝へ。助っ人右腕が文句なしの立ち上がりを見せた。
初回は2者連続三振でスタートし序盤3回を無失点。規定投球回には達していないが奪三振数でリーグトップに立った。4回に2点の先制を許したが三遊間深い打球をショートの小幡がアウトにするなどバックがカバー。傷口は最小限にとどめた。
打線もすぐに反撃した。4回裏、中野の安打から無死満塁のチャンスを作ると大山の放った打球がライト前に落ちる。2者が生還し同点に追いついた。さらに無死1、3塁から小幡がライト前に運んで勝ち越しに成功。あっという間に試合をひっくり返した。
「大山さんが2点取ってくれて気持ち的には楽でしたしデュープ(デュプランティエ)はいつも頑張ってくれているので何とか勝ちをつけたいと思って打ちにいきました。あっちに転がせばゲッツー崩れでも(得点が)入るかなと思ってました」
3-2とリードするとデュプランティエは中盤から終盤にかけて持ち直す。追加点を与えないまま7回までマウンドを守り10個の三振を奪ってマウンドをリリーフ陣に託した。
「しっかりストライクを投げられた中で坂本の配球が素晴らしかった。攻撃陣が助けてくれたのでそれに尽きます。今日は父が初めて球場に来てくれてタイガースファンの熱い応援の中、一緒に時間を過ごすことが出来て嬉しいです」
1点リードの8回は石井がヤクルトのクリーンアップを3人でピシャリ。リリーフエースの好投に打線も奮起した。その裏に2死から大山が四球を選んで出塁し小幡の左中間を破る2塁打で生還を果たす。欲しかった追加点でリードを広げた。しかもこれだけでは終わらない。2死2塁から坂本もライトオーバーの適時3塁打でダメ押し。終盤の得点シーンは11連勝中によく見た光景だ。5-2の9回を岩崎が締めるのもお馴染みの必勝リレー。虎の守護神は4年連続の20セーブを達成した。
「甲子園のファンはすごく大きいですしいつも支えてもらってます。ありがとうございます」
投打がかみあう快勝で両リーグ最速で50勝に到達。今季は節目の白星がまだまだ見られそうだ。