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伊原が粘ってゲームメイクも反撃及ばず
立ち上がりにリズムをつかめなかった先発の伊原を救ったのはエリア51と評されるセカンド・中野の広い守備範囲だった。初回に3連打を浴びて先制を許しなおも無死1、2塁。ピンチが続く場面で中野が後方へのフライを後ろ向きにランニングキャッチした。打球判断の正確さと球際の強さでアウトカウントを増やす。この好守備に助けられて伊原は初回をなんとか2失点で切り抜けた。
打線は3回に反撃した。連日攻守でアピールを続ける熊谷の安打と伊原の送りバントで得点圏に走者を置くと中野が適時打を放つ。1点差に迫った。
「早めに1点返したいと思っていました。みんなで繋いでつくったチャンスでしたし、ものにできて良かったです」
立ち上がりが不安定だった伊原もルーキー離れした修正力で2回以降は追加点を与えない。低めに集める投球で6回までマウンドを守り試合を作った。
「ゲームの入りに全力で行こうとボールが高くなってしまったりゾーンに残ったボールを拾われてしまって先制を許してしまいました。低いとろにしっかり集めて打たせて取ることを意識することで2回以降はリズムが出てきたと思います。初回の失点から切り替えて投球できたところはよかったと思います」
7回は岩貞が2つの三振を奪って三者凡退。8回は桐敷が1死1、2塁としてしまったがゴロをさばいたショートの熊谷が2塁ベースを踏んで1塁へ送球。軽やかな足の運びで併殺を完成させた。
投手陣の力投により1-2と1点差をキープしていたがその1点が遠い。8回は頼みのクリーンアップが三者凡退に倒れてしまう。
それでも9回に見せ場を作った。代打の豊田が安打を放ち、坂本が送りバントで代走の植田を2塁に進めた。一打同点のチャンスに中日の守護神、松山の投じる豪速球を代打・糸原が見極め、高寺は弾き返す。しかしホームは踏めず逆転はならなかった。
長期ロードも残り2カード。甲子園に戻るまでにきっちり白星を重ねたい。