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3塁を踏ませぬ大竹の今季初完封
3年連続の2桁勝利へ。消化試合ではあるが負けられないマウンドに大竹が上がった。今季は下半身の張りで出遅れ復帰は5月だった。ローテーションを任されてからは安定した投球を続けてここまでに7勝。残り3週間のペナントレースで3勝を狙う左腕は右打者のインコース、左打者のアウトコースを正確に攻めた。キレ、制球力が光る投球とサード・佐藤輝の軽やかな守備もあり4回まで無安打無失点。DeNA打線に自分のスイングをさせなかった。
この好投に打線も応えた。4回に近本がチーム初安打を放ち、今季29個目の盗塁を決めて得点圏に進む。1死2塁のチャンスを作ると森下が一振りで決めた。レフトスタンドへ完璧な先制2点本塁打を放った。
「久しぶりにすごく手応えがあって良い1本が打てたかなと思います。やっと良い形でホームランが出てくれてすごく嬉しいです」
大竹は5回に初安打を許したが1死1塁から併殺打に打ち取った。テンポの良い67球で前半を無失点に抑えた。6回に2死からの連打で1、2塁と走者をためたがインコースへのストレートを決めて空振り三振。正確にコースを突きピンチを切り抜けた。すると7回はDeNAの中軸を6球であっさり三者凡退。8回も9回も3人で片付けた。ホームベースの幅を広く使って揺さぶり、緩急と奥行きで幻惑する投球術で3塁を踏ませることなく今季初完封勝利を挙げた。
「優勝がかかってるぐらいの気持ちで投げようと思っていたので今日観にきてくださったお客さんのために一生懸命頑張りました。テンポ良く野手が気持ちよく守れるように、その中で長打打たれないように配球を考えました。100点と言いたいんですけどまだ伸びしろあるということで90点ぐらいにしときます」
簡単に3連敗しないのが今季の特徴。王者らしい戦いぶりをこれからも続ける。