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一時勝ち越しも今季12度目の引き分け

メッセンジャーの好投で作りかけた勝利の流れを拙い試合運びで手放した阪神が、終盤追いつかれて今季12度目の痛い引き分けとなった。

先制は初代赤ヘル型『レジェンド・ユニフォーム』の広島。立ち上がり不安定だった阪神先発・メッセンジャーは、2回裏一死2・3塁から丸に右犠飛を打たれ、先に1点を献上した。だが、この後のピンチを凌ぎ最少失点で切り抜けると、中盤あたりからカーブを効果的に使い徐々に自分のペースへと持っていく。

球団草創期のタテジマ。初優勝を飾った1937年モデルのユニフォームに身を包んだ猛虎は、腰の張りで前日欠場の金本が復帰してセンターに坂を起用するオーダーで広島・バリントンに挑んだ。

5回には金本の安打から一死満塁の好機を作り、メッセンジャーがセンターへ犠飛を打ち上げ同点。更に上本の右前安打が敵失を誘って勝ち越し点が入った。

このまま2対1で終盤を迎えるが、8回表の二死1・2塁に阪神が代打・桧山を送れば、広島は2番手・横山から左腕の河内を投入。広島が、このピンチを空振り三振で切り抜ける。ここが一つのポイントとなった。

その裏メッセンジャーは、二死2塁で松山に右中間へタイムリーヒットを浴びてしまう。直前この日最速タイの151km/h直球でエルドレッドを空振り三振に仕留めるなどしていただけに、初球が高めに浮いてしまった事が大変悔やまれるところだ。

先頭の坂が出塁した9回表には、打者新井貴フルカウントで走者を動かすが三振ゲッツー。直後に連打&四球で二死満塁としたものの、平野がセカンドゴロに倒れて、結局8回114球を投げて7安打2失点のメッセンジャーに白星で報いる事がまたしても出来なかった。

10回表には先頭・鳥谷がレフト線二塁打を放ち、カーブ守護神ミコライオを攻め立てるが、新井良がバント失敗のあとサードゴロとなるなど後続が抑えられてリードを奪えない。阪神も9回を榎田-福原、10回裏は藤川が抑えて、2対2で何とかドローに持ち込んだ。

和田監督は、打席中に新井良への指示が変更されたと思われる10回の場面など度重なるチグハグな攻撃に頭を抱え、「勝たなくてはいけないゲームだった」と語り、悔しさを露にしていた。