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またも藤井を攻略できず…
「後半戦は完投にこだわりたい」と言っていたスタンリッジは6回2失点で降板し、逆にDeNAの藤井は9回を投げ切った。
今季5度目の対戦でも、藤井を攻略できなかった。6回まで散発3安打。7回に鳥谷のソロ本塁打で1点差とするも、8回、リリーフ陣が崩れて3点を追加されると、ますます藤井のペースになった。
「同じピッチャーに4回も5回もやられるのは情けない」と和田監督。思えば、初回にヒットと四球、さらに相手のエラーで一死一、三塁としたのが最大のチャンスだった。
「バッティングコーチも策は練っているけど、徹底しきれていない。手を出したらいけない球を振っているし、引っ掛けて、ゴロの凡打が非常に多い。それをしている間は攻略できない」
さすがの監督も苛立ちを隠せないが、敗戦を引きずっても仕方ない。巨人が勝ったことで、ゲーム差は3.5に広がった。これ以上、離されないようにするだけだ。
「きのう、きょうと同じようなピッチャーにやられているけど、引きずっているような時間はない。明日以降もゲームはあるわけだから」
指揮官の言う通りである。
