試合情報

レクタングルバナー

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

投げて、打って、走って。岩田で連敗止める

岩田の投打にわたる活躍で連敗を3で止めた。

投げては初回、2本の長短打でいきなり先制を許すも、その裏、ゴメスの適時打で同点に追い付いてもらうと、2回以降はゼロを並べた。

6回には先頭・ルナの左方向への強烈なライナーを、三塁・西岡がジャンプ一番、好捕。岩田が「守備でリズムを作ってもらった。野手の方には感謝しています。特に西岡のプレー。あれが抜けていれば二塁打だった」と振り返ったファインプレーが、その裏の攻撃につながった。

簡単に二死を取られたあと、左前打で出塁したマートンは、続く伊藤隼への2球目を捕手がこぼすのを見て、すかさず二塁を陥れた。後ろに大きくそらしたわけではなく、集中していなければスタートは切れなかったはず。和田監督も「ここのところ、そういう部分が出ている。いろいろなことがあるけど、きょうに関しては“らしい”集中力があった」と評価した。

伊藤隼は「マートンがいい走塁で二塁に行ってくれたので、つなぐというよりかえすつもりで」右前に運んだが、右翼の大島が強い浜風も計算してか、かなり前に守っていたため、マートンは三塁ストップ。梅野が四球を選んで満塁となり、この試合、最大のチャンスを迎えたが、ベンチは岩田をそのまま打席に立たせた。

「初回に点を取られて、すぐ追いついてもらった。しっかり試合を作らないとと思って、必死に投げていたのがベンチにも伝わって、行かせてもらえたんだと思います。前の自分だったら、たぶん代打を出されていました」

岩田は初球のスライダーを思い切り空振り。1ボールを挟んで3球目のスライダーにバットを出すと、打球はぐんぐん伸びて右翼線の深い位置に弾んだ。走りに走って走者一掃の三塁打。自らのバットで勝利を手繰り寄せた。

全力疾走が響いたか、次の回に失点したのは反省だが、7回6安打2失点なら十分だろう。その後は福原、呉昇桓がしのいで4対2で勝利した。

岩田は「こどもの日」に強く、これで3連勝。3児の父として、子供たちに大きなプレゼントを持って家に帰ることができる。

「3連勝は知りませんでした。なんでですかね。僕自身が子供だからですかね」

そう言って報道陣を笑わせる余裕もあった。