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延長戦制したベテランの読み

お互いにクローザーを『温存』する展開も、投手リレーに綻びを見せた横浜DeNAがミスもあって自滅した。

『右ヒジ屈筋筋挫傷』の西岡 剛内野手が登録を抹消(代わって森越が登録)された阪神は2番 俊介、サードは新井で7番を打つ。横浜DeNA先発・井納から初回 ヒットの鳥谷を俊介が送って、3番マートンが右へ適時二塁打。あっさり1点を先取した。「外角スライダーを逆らわずに上手く打つことが出来た。先制出来て良かった」とマット・マートン外野手は先制打を振り返る。

阪神先発・能見は初回一死1・2塁を凌いだが、序盤は毎回走者を背負う投球で、3回裏には二死3塁から目下絶好調の4番 筒香に三遊間突破適時安打を打たれ、同点とされる。

その後は両投手が主戦らしいしっかりした内容で追加点を許さない。DeNA 井納は8回(135球)を投げて 5安打 7三振1 四死球 1失点。能見は6回裏 筒香に右三塁打を喫し一死3塁のピンチとなるも強気の内角攻めでロペス・バルディリスを打ち取るなど、負けじと8回まで最少失点で乗り切る。

9回表 横浜DeNA2番手・田中からゴメスが四球を選ぶ。阪神ベンチは代走・荒木を走らせると相手捕手・高城の悪送球を誘い無死3塁。5番 福留はレフトへきっちり犠飛を打ち上げ1点を勝ち越した。その後の一死3塁は3人目・長田の前に代打・関本らが倒れて、ダメを押す事は出来ない。

リードした阪神だが、その裏も能見に続投させる。先頭・筒香の打球はファースト荒木の守備範囲だったが、後ろへ逸らして記録は二塁打。一死後、バルディリスに左へ適時安打を許して土壇場で追いつかれてしまった。能見は9回(113球)を投げ切り6安打5三振2四球2失点。素晴らしい投球だったが、筒香一人に苦しめられた印象だ。

再度追いつかれた阪神だが、10回表 DeNA4人目・安部を攻める。3四球で二死満塁として5番 福留が中前へ2点適時安打を放ち、4対2とする。こうなれば守護神投入!となる筈だが、呉 昇桓投手は『体調不良』でブルペン不在の為 10回裏は福原が登板。今季初セーブで締め括った。

決勝打の『打ち直し』となった福留孝介外野手だが、「(あの場面は)前の荒木が四球だったので、打てる球が来たら初球から何でも行ってやれ!という気持ちだった」とベテランらしく振り返る。「(点を取れない中 頑張っていた )能見に何とか勝ちをつけたかった」一心で打った値千金の適時安打である。

DeNAは本拠地での連勝が11で止まった。「ベイスターズは粘り強いな。簡単には終わらない」。お疲れモードの和田 豊監督だが、「四球3つか?(初球を仕留めた福留)その辺りは読みがあるな! 昨日イヤな負け方をして、何としても止めなきゃいけない試合。気持ちは入っていた!」と興奮気味に振り返っていた。