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藤浪、気迫の152球で12奪三振完封勝利

マウンドで何度も吠えた。先発・藤浪が自己最多となる152球を投げ込み、9回5安打完封。12奪三振の快投で8勝目を手にした。

最初のピンチは3回だった。先頭の倉本にヒットを許し、高城の一塁線への犠打を自ら拾ってタッチに行くも、空タッチ。あわてて一塁へ送球したが間に合わず、オールセーフとしてしまった。続く井納に犠打を決められ、一死二、三塁。並の投手なら動揺して失点…となりそうな場面だが、藤浪は石川を空振り三振、松本啓には四球を出して満塁とするも、梶谷を二ゴロに打ち取り失点は防いだ。

「くだらないミスをしてしまったので、何としても抑えようと。流れを相手に渡さないためにも、自分で出したミスは自分で取り返そうと思いました」

次のピンチは6回だ。四球で歩かせた先頭・梶谷に盗塁を決められ、無死二塁。「進塁も許したくなかった。ゴロか三振と思っていた」と言う藤浪は、その言葉通り、四番・筒香を三ゴロ、ロペスとバルディリスを連続三振に斬って取り、梶谷を二塁に釘付けにした。

7、8回は3人ずつで片づけ、9回のマウンドにも上がった藤浪。きょう初めて2本のヒットを許して一死一、二塁とされたが、最後は152キロのストレートで高城を右飛に打ち取り、今季2度目の完封勝利を収めた。

奪った12三振のほとんどは真っすぐが決め球。リードした鶴岡は「逆球もいっぱいあったけど、ココイチ決めるときのボールがよかった。150キロ以上出ていたし、とにかくスピンが効いていた」と、球速だけではない質のよさを指摘した。

中西投手コーチは「球威が落ちていなかったし、150球くらいまではと考えていた」と、ゲーム終盤も信頼してマウンドに送り出した。藤浪はその信頼を意気に感じて投げ続けた。3連戦初戦でリリーフ陣を休ませられたことは、チームにとって1勝以上の価値がある。

これでようやく貯金1。借金生活に逆戻りすることなく、貯金を増やしていきたい。